母が、
『階段の昇り降りが怖い!2階から1階に引っ越したい!』
と言っていたので、ニトリでベッドを購入し、1階のリビングにそれを置いてから早1年以上。
何だかんだベッドは1階リビングの端に鎮座されたまま、私と次女のソファ代わりと成り果てていたのである。
夕食後は私と次女、そして何故か旦那もリビングにやって来て、束の間家族3人での時間を過ごしていた。
しかし昨年10月の終わりか11月、
『もう無理だから本当に1階に引っ越す!』
となり、急遽家庭内引越しを決行した。
2階から1階とは言っても、
事前に箪笥等の家具は2階から1階へ引越していたが、衣類やら何やら細々した物は未だだったのでバケツリレーで運び、
私と次女がリビングで使っていたガラクタ類もちょこまかと2階へ移動し。
けっこー大変な作業だった![不安](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/597.png)
![不安](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/597.png)
その日からリビングは母の部屋となった。
可哀想な話しではあるが、食後リビングで過ごしていた旦那はと言えば当然それが出来なくなったので自室に引き取るしかなく。
私と次女は2階の小部屋2部屋与えられたが、真ん中はアコーディオンカーテンで仕切ってあるだけなのでそれを開け放し、2人で新たな空間を築き、そこで寝るまでゲームをしたりお菓子を食べたりしながらしゃべくり(寝室はその隣の座敷)、
まさにパラダイス🌴
事実。
旦那はほぼ食事の時以外は2階の自室に居ることとなった為、私や母の前に姿を現す回数がグッと減り、要は酔っ払いを目撃する回数が極端に減った。
その事で母と私と次女のストレスも最小限まで抑えられた。
私らの目が行き届かなくなったから、奴も好き勝手に酒を飲む事が出来るようになったのだろうけれど、
もはや
飲みたきゃ勝手にしろ
である。
おかげで母もイライラする事が激減し、
一昨年の年末などは家庭内がギスギスしていて目も当てられなかったが、
去年はクリスマスにはチキンを焼き、年末にはお節料理もどきを作り、2月には恵方巻き改め『サラダ巻き』を大量に巻き、実に
和気あいあいとまでは行かないが、平和な年を越すことができたのだ。
家庭内別居と言われればそれまでだが、
まあ、そこまでではない。
それにしても。
アルコール依存患者とその家族は、同じ空間にいてはいけない
という事が身に染みてよーく分かった瞬間なのだった。