同窓会
年に1度、楽しみにしている短大の同窓会。
基調講演は、元青山学院女子短大教授の後藤千織先生。
「戦後日本の高等教育とジェンダー」について。
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青山学院女子短大は1904年創設の「青山女学院」が源流。
その歴史ある母校は、2022年に閉校した。
閉校理由は「受験生の4年生大学志向が強まった社会背景を考慮した」。
青山学院女子短大は、偏差値が高かったから、
同じ偏差値なら4大を受験するのが女性としても当たり前のこととなった。
卒業生の多くは母校に誇りを持っているが、
後藤先生の聞き取り調査によると、
青短で学んで良かったこととして、次のような意見がまとめられていた。
●教員、カリキュラム、文化など「一流のもの」に触れる機会があった。
加藤楸邨、川瀬一馬、安東次男、平井照敏、掛井五郎先生など
その道の第一人者が教壇に立たれていた。
●教職員との近さが可能にした勇気づけ、育む雰囲気
●ロールモデルの提供:女性教職員の割合の高さ
●女性学、ジェンダー関連科目が早くから導入されていた
●卒業後の学びの機会の提供
私も納得できる環境だった。
加藤楸邨は俳句の第一人者、一度も受講しなかったのが悔やまれる。
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講演中、昨日babyが誕生した息子から何度もピンポーンとLINEが入る。
息子のお嫁さんのお母さんも、偶然ながら青短の卒業生、
そのことをテーブルの皆に話すと驚いていた。
この後、幹事の集まりがあり、終了後そのまま帰宅。
18時30分の便を予約していたが、「えきねっと」のチケットは変更不可。
19時55分旭川着。迎えに来てくれていた夫の車で帰宅。