俳句バー
怒涛の9月、最後のイベントは、滝川市の国学院大学短期大学部主催の
「HAIKU BAR」へ。
文字通り、俳句を酒の肴に、楽しいトークに花を咲かせましょうという趣旨。
13時30分からの句会に出席した後、友人の車で滝川へ。
会場は、明治19年創業というホテル「三浦華園」。
外観は古いが、会場となったのは、なかなか趣のある和室。
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コロナ禍で4年ぶりの開催という今会の目玉は、
新進気鋭の俳人、堀本裕樹さんと、歌人の山田航さんがゲストであること。
NHKの俳句講師や、又吉直樹さんとの対談集などでも人気の堀本裕樹さん。
「堀本さんに一目お会いしたくて来ました!」という参加者もいた。
司会は、国学院大学北海道短期大学部教授の月岡道晴さん。
この方も、短歌の世界の有名人。
参加者は定員50名。私が所属する俳句結社「雪華」の皆さんも
テーブルを囲んでいた。
高級なワインとおつまみがついて、参加費は千円。
大学が多くの予算を出しているのだろう。
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参加者は事前に1句を投句しておき、当日投票する仕組み。
投句の一覧が無記名で印刷されて配布されたが、
他の方の句のレベルの高さに、シュンとなる私。
お題は「葡萄」だったが、もっとも多くの票を集めたのは、この句。
「人遠き夜の一房の黒葡萄」
作者は、北海道在住の著名な詩人・俳人であるとのこと。(女性)
塚本裕樹さんの句はこちら(無記名投票で山田航さんが特選に選んだ)
「種無し葡萄喰ひ尽くし沈む船」
暗示と風刺に満ちており、さすがだ。
こうした視点、大好き!
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なんと、「雪華」からは3人が佳作に輝いた。
すごい、すごい!
帰りは午後10時近かったが、友人の車で送ってもらった。
俳句まみれの1日が終わった。
道未だ遠しだ。