大竹伸朗に衝撃を与えた男
今朝の北海道新聞文化面。大竹伸朗さんの回顧展を大きく紹介。
私のブログでは何度も登場している大竹伸朗さん。
最初の出会いは、「君の椅子」のデザインがきっかけで、
2011年には、私の住む旭川でもデザインセミナーをしていただいた。
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このときも触れているが、その後お連れした
市内のミュージックカフェバー「アーリータイムズ」で大いに盛り上がり、
その後「旭川は衝撃でした」とお手紙までいただいた。
大竹さんがリクエストする全てのレアなレコードが、この店には揃っていた。
坂本龍一と友部正人のレコードもあり、大竹さんは大興奮。
最後は、あがた森魚と緑魔子の曲をオーナーと大竹さんがデュエットした。
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今も忘れられない貴重な思い出だ。
しかし、昨日、訃報が届いた。
天下の大竹伸朗に衝撃を与えたその「アーリータイムズ」のオーナー
野澤尚司さんが昨日12月19日に亡くなられた。
在りし日の野澤さん。(FBより写真をお借りしました)
店には多くの著名アーティストが訪れたが、
誰に対しても変わらぬ、飄々とした態度の野澤さんだった。
野澤さんを慕う多くの人たちが、闘病中の野澤さんを支えてきた。
私は何の力にもなれなかったし、たまに訪れるだけの客だったが、
旭川にこの店があることを知ってほしくて、色々な人を案内した。
あの人、この人、私の勝手でお連れした人たちは、みな喜んでくれた。
それも、野澤さんのお人柄ゆえだ。
野澤さんがいなくなってしまったことに、ものすごい喪失感と悲しみを感じる。
心からご冥福をお祈りします。