連合赤軍 あさま山荘事件
あさま山荘事件から50年を経たということで、
クローズアップ現代では「50年目の”独白”」として取り上げた。
実行犯のひとりで、身重の妻を含む14人の仲間のリンチ殺人に加担した
吉野雅邦受刑者(73)が獄中でつづった“最期の手記”を元に構成。
「あさま山荘事件」とは、連合赤軍による人質籠城事件で
1972年(昭和47年)2月19日から2月28日にかけて、
長野県北佐久郡軽井沢町にある河合楽器製作所の宿泊施設で起こった。
警察との攻防が中継されたので、日本中が固唾を飲んでテレビに見入った。
私の学生時代は周囲に学生運動に身を投じていた人は多かった。
さすがに赤軍派に入っている友人はいなかったが。
クロ現を見て、連合赤軍とは何だったのか、あらためて知りたくなり、
今日は映画「実録 連合赤軍 あさま山荘への道程」を見た。
監督は若松孝二(2008年)。ナレーションは原田芳雄。
若松監督は素晴らしい作品をたくさんつくっているが、
よくぞこの作品をつくっておいてくれた。
リンチの場面はあまりに残虐でつらくて見ておられずに飛ばした。
井浦新、坂井真紀、佐野史郎、大西信満など多くの著名俳優が出演しているが、永田洋子を演じたのは並木愛枝という女優さん。
大声をあげることはなくても、不気味な恐ろしさが伝わってきた。
永田洋子は獄中で病気のために死亡したが、どのような女性だったのか。
写真は実際に逮捕された報道写真。(asahi.comより)
私と同時代あるいはもう少し上の世代にとって
連合赤軍という存在は、知らんぷりして通り過ぎることができない歴史の傷跡だ。