アリダ・ヴァリ
イタリアの女優・アリダ・ヴァリの映画を立て続けに5本見た。
強烈な眼差しにとらわれてしまった。年代順に。
①パラダイン夫人の恋(1947年 監督ヒッチコック)
美貌の依頼者に骨抜きにされる弁護士グレゴリー・ペック。
美しいアリダ・ヴァリ!
右後ろから除く女性が不気味。
②第三の男(1949年 監督キャロル・リード )
あまりに有名なラストシーン。今でも語り草。
③夏の嵐(1954年 監督ルキノ・ヴィスコンティ)
軽薄な美男に振り回される貴族の夫人。
恋愛の狂気が見事だった。
⑤かくも長き不在(1961年 監督アンリ・コルピ 脚本マルグリット・デュラス)
デュラスの脚本ということで見に行った。
地味な中年女性の役だったが、眼差しの鋭さは変わらず。
④暗殺のオペラ(1970年 監督ベルナルド・ベルトリッチ)
ベルトリッチ作品にも出演。
白い服とその眼差しがインパクト大。
「さすらい」(1957年 監督ミケランジェロ・アントニオーニ)は未見だが
この作品も、ぜひ見たい。
1921年にイタリア領イストリア半島で生まれ2006年に85歳で亡くなった。