女王の夫という存在 | マダムルージュ

女王の夫という存在

Netflixの「ザ・クラウン」が面白い。

 

 

現在のエリザベス2世が統治する英国と王室を描く。

 

シーズン1は、1947年のエリザベスとフィリップの結婚式に始まり、

チャールズ王子とアン王女の誕生を経て、

ケニア訪問中の1952年の父国王の突然の崩御による女王即位、

1953の戴冠式年とテレビ中継放送の実施、

妹のマーガレット王女と侍従武官タウンゼン大佐の恋と破局など、

第3次チャーチル内閣からイーデンのもとでの1955年までの女王の治世を描く。

 

まずは、王室内の人間関係が面白い。

登場人物も実在の方の特徴をよく表現している。

 

左はドラマの女王夫妻、右が実際の女王夫妻。

 

フィリップ殿下がギリシャだかオランダだかの王子だったことは知らなかった。

 

そして、女王の夫としての存在。

 

エリザベスに対しては、夫として結構偉そうな男性なのだが、

戴冠式の時は、女王にひざまづく。

 

 

 

女王のこの目線が興味ふかい。

 

結局、今もこの2人は離婚することなく夫婦として存在している。

(フィリップ殿下に愛人はいないのか?と下世話なことを考えてしまう)

これから、彼がいかに女王を支えていくかが、見ものだ。

 

英王室は、エリザベス女王の子どもたち、アン王女もアンドリュー王子も、

そしてチャールズ皇太子も皆離婚している。

 

奔放なのは、妹のマーガレット王女。

 

実際の王女も、素晴らしく美しい。

1話ではタウンゼンと大佐との恋が描かれるが、この名前、

子ども心に覚えている。当時は世界の大ニュースだったのか?

 

そして、父王の兄ウィンザー公ことエドワード8世。

シンプソン夫人との王冠を賭けた恋で有名。

役者さんがあまりにそっくりで驚く。

    

私もシンプソン夫人はどうも好きになれないが、

ドラマでもこの2人は王室にとても嫌われているように描かれている。

 

そりゃそうでしょ、突然国王になった次男のジョージ6世の重圧たるや

いかほどのものか。

「英国王のスピーチ」にも描かれていたように、

ジョージ6世には吃音があり、体もあまり丈夫ではなかったようだ。

 

ドラマは4シーズンまで続き、ダイアナ元妃やカミラさんも登場するらしい。

楽しみ、楽しみ。