野上照代さん | マダムルージュ

野上照代さん

昨日BSで放送された「黒澤明の映画はこう作られた」

 

黒澤明の映画作りについてのドキュメンタリーだが、

私は、黒澤監督より、この方に興味がある。

 

黒澤作品のほぼ全てにスクリプターとして関わった野上照代さん。

1927年生まれとあるから、御年93歳?!

 

テレビで拝見するときは、いつもイッセイのお洋服を着ていらっしゃる。

 

私ももっと年齢を重ねたらこんな風にイッセイを着たい。

 

 

さて、黒澤監督の撮影現場には、いつも野上さんの姿があった。

 

黒澤明が世界にその名を刻んだ映画「羅生門」は1950年の作品。

当時23歳の野上照代さんは、この映画に記録係として参加した。

「羅生門」の台本を持って立つ野上さん。

小さな目とお口が愛らしい。

 

あらゆる撮影スナップに野上さんの姿があった。

 

 

 

こちら↓は、別の番組にゲスト出演された時に紹介されたスナップ。

 

「天皇」と言われる監督のもとで長くお仕事をされたキャリアウーマンの先がけ。

 

資料によると、お父様は、ドイツ文学者、社会思想研究家で

戦後神戸大学教授を勤めた野上巌さん。

 

ご自分の少女時代を描いた“父へのレクィエム”が

読売ヒューマンドキュメンタリーの優秀賞を受賞。

山田洋次監督が、これを2008年に「母べえ」として映画化した。

 

尊敬する女性の一人です。

こういう存在がいると、70代になった私でも、将来に夢が持てます!