映画「フジコ・ヘミングの時間」
孫一家が帰り、くつろぎタイムは、やっぱりNetflix。
本日の映画は「フジコヘミングの時間」。
フジコさんのお部屋のインテリア、大好き。
60代になってから世界に見いだされたピアニスト、フジコ・ヘミングのドキュメンタリー。
日本人ピアニストの母とロシア系スウェーデン人デザイナーである父との間に生まれ、
5歳からピアノを習いはじめた。
ドイツで暮らしていた彼女は、演奏家として高い評価を受けるようになるが、
大事なリサイタルの前に聴力を失うという大きなアクシデントに見舞われるなど、
数奇な人生を歩んできた。
世に出るきっかけとなったのは、1999年にNHKで放送されたドキュメント番組。
映画によると、フジコさんは、音楽教師をして暮らしていた間も
年に1回はリサイタルを行っていた。
このリサイタルでの評判がNHKの目にとまり、番組となった。
やはり芸術家は、表現の場を持つということが大事。
それでなければ、いくら才能があってもだれにも知られないもの。
80歳を超えた今では、東京・下北沢、京都、パリ、アメリカに自宅を持つフジコさん。
1年の半分を暮らすパリで、犬を連れてお散歩。
パリでの暮らしを支えているのは、若いゲイのカップル。
こんなところもフジコさんらしいと感じた。
フジコさんの絵も素晴らしい!大好き!
この本も話題になった。
フジコさん、私の出身校の初等部か中等部に通っていらしたのね!
私の住む北海道でも、フジコ・ヘミングのコンサートは即日完売の人気。
チケットを譲ってもらい、2年前にコンサートに行くことができた。
フジコさんのファッションには驚いたが、演奏はさすが「魂のピアニスト」。
「カンパネラ」はずーんと心に響いた。
80歳を超えて(85歳?)世界中でコンサートをしているフジコ・ヘミングに
心からの賛辞を贈りたい。