ダンスか死か | マダムルージュ

ダンスか死か

時折、素晴らしい作品に出会うので、

「BS世界のドキュメンタリー」を録画している。

 

先日の録画「ダンスか死か」は、大ヒットだった。

「ダンスか死か」と首に刻んだダンサー、アハマド・ジュデ。

 

アハマド・ジュデ(1990年生まれ)は、シリア出身のダンサー/振付家。

なかなかの美形で、憂いを含んだ表情が魅惑的。

2016年10月、オランダ国立バレエの援助を受けて、

内戦下のシリアから、オランダに移り、

アムステルダムを拠点として、国際的に活躍している。

 

シリアでは、ISによる爆撃の中で壮絶な日々を送っていた。

 

内線前は、ゆとりある家庭で芸術的な面でも充実していたようだ。

でも、「アラブの男」である父親は、男がダンスをすることを認めず、

バッグの中に化粧品を見つけて、アハマド・ジュデを殴打する。

 

このとき母親も殴られ、流産してしまい、やがて離婚。

 

シリアで踊っていた彼を

オランダ国立バレエ団が資金を集め、彼を呼び寄せたのだ。

以後、アムステルダムを拠点に、世界各国で踊っている。

 

 

がれきの中で踊るこの映像に鳥肌が立った。

※画像は全てネットよりお借りしました。

 

バレエをはじめ、ダンスを見るのは好き。(自分ではまるでだめだが)

踊るという身体表現を体感してほしくて、

娘にはバレエを習わせたが、本人は、むしろ苦痛だったという。

親の心届かず、か。