アラン・ドロン
22日にNHKで放映された「アラン・ドロン ラストメッセージ」。
今年82歳のドロンが、俳優をやめると発表したことを受けて
インタビューしたもの。
私にとってドロンは、1960年公開の「太陽がいっぱい」につきます。
ドロンの瞳、青い海、あの音楽。
最後につぶやく言葉「あぁ、太陽がいっぱいだ」。
ところが、このとき、
殺したモーリス・ロネの死体が上がっていたのです。
その彼も82歳、若かりし頃とはすっかり変わってしまいましたが、
大スターのオーラは健在。
番組では、ロミー・シュナイダーやナタリー・ドロンなど、
かつての恋人のことにも触れていましたが、
昨年78歳で亡くなったミレーユ・ダルクは
最後までパートナーとして一緒に暮らしていたそう。
↓この作品も大好きです。
ドロンは、ハンサムゆえ、
女性にモテモテだったと自分でも語っていますが、
実はホモセクシュアルの監督にも大いに、もてたよう。
ルキノ・ビスコンティもホモセクシュアルとして知られますが、
「若者のすべて」や「山猫」にドロンを起用。
その後、ヴィスコンティのお気に入りはヘルムート・バーガーに。
「 ルートヴィヒ」では、ドロンの元婚約者だった
ロミー・シュナイダーと共演。
この頃、ロミーは大女優といわれるようになっていましたが、
43歳で、薬物の過剰摂取で亡くなりました。
「ルネ・クレマン、ヴィスコンティ、バート・ランカスター、ロミー、ジャン・ギャバン、三船敏郎・・・みな亡くなってしまった」と
ドロンは語っていました。
さて、今晩は、あらためて「太陽がいっぱい」を見るとしましょうか。