新卒のころと英文タイプ
4月2日は、月曜日とあって、
企業や官公庁では、新入社員の入社式が行われたようですね。
ということで、ウン十年前の新社会人だったころの思い出を。
私が短大を卒業して入社したのは、 東京・虎ノ門にある外資系の広告代理店。
社長はユダヤ系アメリカ人の50代の女性でした。
とてつもなくおしゃれな方で、毎日とっかえひっかえ着てくる
オートクチュール(とおぼしき)お洋服に 目が釘付けでした。
ほんとにお高そうな洋服ばっかりだったけど、
筋張った体で、見事に着こなしていました。
ココ・シャネルに似た容貌で
さっそうと赤信号を無視して横断する姿が 今も目に焼きついています。
タバコをスバスパ吸い、ガラガラ声で男性社員をよく怒鳴りつけていました。
新卒の私は、社長と言葉を交わす機会はほとんどありませんでしたが
(英語だし)
今の私なら、インタビューしたいことがたくさんあるのに。
当時の新卒、特に女性の仕事はゆるゆるで(それだけ性差別も大きい)
私は暇な時間に独習して英文タイプをマスターしました。
このおかげで、パソコンのキーボードを打つのは
ブラインドタッチで早いぞ~
これは、結構新しいタイプね。
日本からアメリカに配信するPR記事を作製するため
会社中にタイプを打つカチャカチャという音が響き渡っていました。
そうだ、この会社には「乳ガンなんかに負けられない」を書いた
ジャーナリストの千葉敦子さんが居たのです。
私はかわいがってもらって
ご自宅で手料理もごちそうになりました。
彼女は、いつも超ミニのスカートをはいていましたっけ。
急に色々なことを思い出しました。
また、ゆっくりアップしますね。
💙
さて、そんなゆるゆるの時代はどこへやら、
ここ数年は新卒者の就職が厳しく、
「フレッシュマン」などという言葉も死語に近いようです。
4月1日の北海道新聞には、 「入社後に待つ過酷な職場」として、
山梨県立大学教授の 山本武信さんの記事が出ていました。
就職できないのは大変、運よく就職できたとしても、
過酷な現実が待っています。 頑張れ!若者よ!