今回の旅の一番の目的が、ここでした。
精進料理というと、「質素なお寺のお料理」というイメージがあるけれど、
わたしが知りたかったのが、中国の名残りが強い、この黄檗系の
明風の精進料理だったのです。
そもそも「普茶料理」とは、禅門の法要などの、
労をねぎらうために出されるご馳走のこと。
なので、質素というより豪華。^^
本来は4名で大皿に盛られたお料理をとりわけるようですが、
なんせ、わたしは気ままな一人旅(笑)。
でも、一人分ずつの盛り付けも素晴らしかったです。
まずは煎茶をいただきます。
菜単(メニュー)はここから。
★澄子(スメ):蘭茶・前汁 ~中央下
蘭の塩漬けは、口をさっぱりする作用があるそう。
★麻腐(マフ):胡麻豆腐 ~左下
後ろのわさび醤油をお好みで。クコ入り。
★雲片(ウンペン):吉野煮 ~中央上
れんこん、にんじん、シイタケ、銀杏、松の実などの煮物を葛餡で
★冷拌(ロンパン):和合物 ~右上下
下はホウレンソウ、菊花、にんじん、とんぶり
上はテンペ(だと思う)。味はしっかりとしてる
★笋羹(シュンカン):菜煮の盛合せ
ひとつひとつがアートみたい。
松茸、豆腐、こんにゃく、長芋、ヒジキ入り湯葉、茄子の田楽、
梅煮、焼き栗、ウナギもどき、柚餅子、金針菜も。
★油滋(ユジ):味付天麩羅
餃子の中身はマッシュのジャガイモ。梅も面白い。
ピンク色のは葛素麺を揚げたもの。
食中の茶は烏龍茶でした。
★素汁(ソジュウ):後汁
★掩菜 (エンサイ):香の物
れんこんとシナチクのきんぴら、黒きくらげの佃煮、たくあん
★行堂(ヒンタン):季節御飯
松茸ごはん。思えば今年初めての松茸かも♪
★甜品2つとお抹茶
・ランブータンのゼリー。ゼリーの下にランブータンの果実がはいってるの。
一瞬ライチかと思った。^^
・七色の生菓子。これ素敵でしょ~
右から、小豆、人参、かぼちゃ、じゃがいも、枝豆、抹茶、紫いも。
どこから食べようか、迷うよね~♪
二汁七菜にデザートとお抹茶。
じゅうぶんに堪能しました。
てか、お腹いっぱい!
そしてときより窓からそよぐ風。。。
その先には色づきだした紅葉。。。
ここだけ別世界のようでした。
その後は
またまた吸い寄せられるように、黄檗宗の大本山、萬福寺へ。
当然の流れ、といえばそうかもしれない☆
続きは後日・・・♪
~~~~~
協会NEWS!
・日本初の薬膳茶資格☆第4回「薬膳茶エバンジェリスト」養成講座開講します!(残席1名)
http://www.y-concierge.info/topics/2016/09/000253.php
・薬膳茶エバンジェリスト5回目は、来春は名古屋の予定です♪お見逃しなく~