前回の続き。
銀魂で登場するこの方
モデルが２人いて
「芹沢鴨」と「伊東甲子太郎」
今日は「伊東甲子太郎」（いとうかしたろう）の紹介。
伊東さんの本名は「鈴木大蔵」
北辰一刀流の伊東道場に入門した際、その実力を買われて伊東家に婿養子に入り、苗字が伊東にかわっておる。
名前の「甲子太郎」ってのは新選組に入る際に変えた名前だ。
京都に来た時にその年が（甲子）だったことからこの名前に変えたらしい。
ちなみに伊東さんは土方さんと同じ年。
土方さんにも負けないくらいの美男子で、街を歩くと女の子がぽ～っとして振り返ったそうだ。
伊東さんは途中入隊組で、同門である藤堂平助がスカウトしてきた。
水戸学っていう学問も学んでいて、政治にも詳しかったんだ。
今でいうインテリってやつだな。
血の気の多い奴らの多い中、頭のいいのが入ってきたもんだから近藤さんは大喜びで
伊東さんのために「参謀」という役職まで作ったんだけど・・・・。
土方さんは伊東さんのことを最初から気に入ってなかったようだ。
「攘夷を目指す」
それ以外まったく共通点がなかった彼らはうまくいくはずもない。
伊東さん本人もあわよくば新選組をのっとって尊王攘夷の駒にしてやろうの気でいたらしく、近藤さんたちと伊東さんの仲は険悪なものとなってきた・・・。
そして、最悪の事件がおこる。
「油小路事件」だ。
新選組にいたら尊王攘夷という自分の野望が果たせない、そう判断した伊東さんは
同志をつれて新選組を脱退する決意をしたんだ。
しかし、新選組には「局中法度」という鉄の掟がある。
局を脱すると切腹。
それを回避するために伊東さんは悪知恵を働かせた。
「御陵衛士」（ごりょうえじ）になれと朝廷から命令されたので離隊します。
といいだしたのだ。
御陵衛士ってのは、亡くなった考明天皇の墓を警備する役職。
朝廷の命令に背くわけにはいかない、そう考えた近藤さんは苦々しくはあったが伊東さんの離隊を承諾したのだった。
そして、伊東さんは同志を伴って新選組を離隊する。
その中には藤堂平助の姿もあった。
「近藤をうまくまるめこめた」
伊東さんはそう思っていたようだが、近藤さんもだまってはいない。
御陵衛士の中に斎藤一（さいとうはじめ）をスパイとして潜り込ませたのだ。
そうとは知らない伊東さんは、自分の思想のために邪魔になる近藤さんを暗殺する計画を立てる。
暗殺計画を斎藤くんから聞いた近藤、土方さんは
「伊東を生かしておくわけにはいかない」
ということになり、
伊東さんを近藤さんの妾宅に呼び出し
「活動資金の件とこれからのことをご相談したい」
といってもてなした。
油断していた伊東さんは共のものを一人しか連れてきてなかった。
すすめられるままに酒を飲む伊東・・・。
べろんべろんに酔っぱらって宴席はお開きになった。
上機嫌で鼻歌を歌いながら帰り路につく伊東さん。
油小路に差し掛かった時・・・
待ち伏せしていた新選組隊士が伊東さんに襲い掛かかり、大石鍬次郎の槍の一突きで伊東さんは絶命した。
その後、新選組はどうしたかというと・・・
伊東さんの死体を道のど真ん中に置き、御陵衛士たちをおびき出した。
御陵衛士たちは伊東さんの死体を収容するため、駕籠をもって駆け付ける。
その中にはかつての友、藤堂平助の姿もあった。
駕籠が付いた途端、新選組は一気に御陵衛士に切りかかる。
激しい戦闘になった。
近藤さんから「平助だけは助けてほしい」と命令を受けていた永倉新八は、
藤堂平助を助けるため、逃げられるように退路を作ったのだが・・・
事情を知らない新人隊士に後ろから切られ、藤堂平助は絶命してしまった。
激しい戦闘の末、新選組は伊東とその同志、御陵衛士を壊滅させることに成功したんだ。
・・・・・
こう見ると、鴨太郎はこっちの要素が強いよな。
もうひとつ、いや～なエピソードがあって・・・
伊東さんにはうめという奥さんがいたんだが、
うめさんは夫の伊東さん会いたさに「母が急病」という嘘の手紙で江戸に呼び戻した。
あわてて江戸に帰ってきた伊東さんは、嘘だと知って激怒し、うめさんを離縁してしまったんだ・・・。
・・・ひどくね？
単身赴任で妻がさびしい思いしてるってのにさ～（ＴＴ）
女心わかっちゃいね～・・・。
ちょうどそのころ、伊東さん愛人を何人も囲っていて子供も出来ていたから、離婚のいい口実ができたとおもったんだろうが・・・やっぱひどいな。
これだから男ってのは・・・・（-""-；)
・・・・
さて、真面目にやったからそろそろこんどうさんお待ちかねのムラムラ話でも出すかな・・・・（－－；）
こうご期待・・・・しなくていいぞ。