この続きです。
次に、自立度ですが、開成にいるとめちゃくちゃ自立します。聖光と比べてとかではなく、どこと比べても、他校とは考え方もシステムも違うので、自立具合はすごいと思います。
まず、親は入学式で、「親離れ子離れ」を念押しされ「学校では大人扱いします!」と宣言されます。
学校生活を送るにつれて、それがよく理解できるようになります。
SAPIX時代は常に子供の側に寄り添い、まるで一心同体のように頑張った親子たち。ここに入学する家庭は教育熱心な家庭しかいませんから、親はこれまで手厚くフォローしてきました。
でも、もう受験は終わり。これから中学生になって時間もある事だし、多少失敗しても良いので親から自立し、自分で何でも管理しょう!
受験期のような親からのフル監視生活をそのまま続けたら、子供は自立どころか、ストレスですからね。
というわけで、開成ではそれを実践する形で、わざと親は絶対管理できないよう学校からほぼ強制的にシャットアウトされます。
授業参観 6年間で0回
三者面談 6年間で1回のみ(高3)
これ、聖光ママに言ったら爆笑されて、驚かれたけど、ほんとうに親の出番ないです。笑
ちなみに渋幕では、授業参観は1年に2回くらいあるようです。公立中もそのくらいなので、中学校ではそれくらいがスタンダードと思います。
年間で学校から親に向けてのアプリによる連絡は、
運動会の日に「今日は決行します」の連絡年一回。笑
あとは、親に向けて、購入品など必要最低限のプリントがたまにくるくらい。驚くほど連絡がない。笑
ちなみにプリントは子供が管理できずにぐちゃぐちゃになったり、親に渡されない事は開成あるあるです。
なので、開成ママたちの口癖は「そんなプリント見た事ない」です。笑
でも、まあ、なんとかなります。
最初の1年は子供にとっては初めてのことだらけで、プリント管理も、課題提出日忘れ、テスト範囲確認忘れ、宿題忘れも、スケジュール管理、必要な荷物忘れなど、もう色々ぐちゃぐちゃです。いきなりできる訳ないので、一気に荒治療され、しかも親は蚊帳の外なので、親のフォローは0です。
もう「ママが言ってくれなかったから!」などと甘えて人のせいにすることもできません。
先生方もそんなの折り込み済みなので、子供には寛容ですし、何度か忘れてる子にはやんわり催促したりもします。というわけで、まず一年目はプリント管理やスケジュール管理は自分でする事を徹底されます。
なにせ私立難関校は授業レベルが高い為、教科書がない場合が多く、どこの学校も授業はプリントがメインですから、プリント整理ができないのは致命的なんです。中1でよかった。これが高校生だったら大変です。
なお、テスト範囲や宿題範囲、提出期限など、教科毎に先生から子供に対しては、毎日まめに連絡がはいっているので、子供はGoogleクラスルームを毎日見て、不要なメールは削除し、大切なメールは印をつけ、管理して、ネット上でも自己管理するのが当たり前になっていきます。
安心してください!
先生から子供への連絡は頻繁に行われています。
合言葉は
「宿題やテスト範囲は子供が把握すべきもの」
「テストの点数は子供自身の物」
とにかく、親の把握や口出しは無用。大人扱いならそれが当たり前ですね。
ちなみに学校では、誰に聞いても各小学校のトップ1人だけがこの学校に入学していて、隣のあの子も、陽気なあの子も、元はみんな学年トップ。
でも、この学校でもテストして順位出したら、必ず誰かはビリになる。ビリでも普通の学校に行けばトップなはずなので、親は成績にグチグチ言わず、中学の間はおおらかな気持ちで見守るようにって事でした。
なお、学校主催の保護者会もありません。
もう、どんだけ何もないんだよ。笑
ここまでくると開成ママはみんな笑いが込み上げてきて、さすがに子どもを管理する事を諦めます。
正直、親の出番は金銭面くらいしかありません。
中2では、生徒全員、学校から片道2時間の埼玉の山奥に授業に行きますが、いきなり現地集合です。気づくとそんな事も当たり前にできるようになってた。電車アプリさえあれば、どこでも1人で行けるものね。
もし、これが親がどこに行くのか、何時に現地集合か?持ち物は何か?など全部知ってたら、いつまでも用意しない子供に痺れを切らし、親が心配して勝手に道のりを調べたり、荷物忘れがないかチェック、ちゃんと到着できたか心配で連絡など、子供の自立の妨害をきっとしてしまうでしょう。しかし、早起きする事くらいしか親は知らないので、帰ってきたらお土産話を聞くだけです。
道に迷ったり、忘れ物をしても、子供は駅員や鉄研の友達に聞いたり、忘れ物をしても誰かに借りたりして、なんとか自己解決します。移動中ゲームのやりすぎで携帯の電池切れでGPSとか路線案内アプリが使えなかったら帰り詰んでしまいそうだけど、携帯のモバイルバッテリーを忘れた子がいても、友達同士で貸しあって助け合ったそうな。親の手助けなんかなくても、なんとかなるのです。
自立した子供達は子供だけで週末は栃木方面や山梨方面に遊びに行ったり、夏休みは親抜きで九州や北海道旅行に行ったりしてる子たちも。
これ、大学生の話じゃないよ?中学生の話だよ?
ほんと、自立ってすばらしい。
しかし、そうは言っても、学校での子供達の様子を少しでも知りたい、保護者同士で交流したいという願望の下、勝手に保護者が学校に集まって開催してる保護者主催の保護者会は1学期に1回だけあります。笑
先生にもお願いして出席してもらうので、保護者主催ですが先生もちゃんといます。シャットアウトされた保護者は学校情報に飢えている為、出席率は病気でもない限り、ほぼ全員参加です。
出席率が半分以下だった小学校時代の保護者会が懐かしい。。。笑
思春期で全く喋らないお子さんだと親は学校の様子が何もわからないので、この保護者会だけを楽しみにしています。
よって、子供達にとっては、学校生活はとても快適で楽しいみたい。なにせ親は無干渉、宿題も提出物も子供が自己管理する為、親は口出ししてこないし、テストの点は子供だけのものなので、親から何も言われないし。
親が学校の方針を守っている場合は、親から一切干渉される事がなく、どんどん自立していくので、思春期男子にとってはとても快適です。
なので、変なストレスを抱える事なく、勉強だけでなく、自分の好きな事を見つけてそれに向き合ったり、自主的に色んな係に参加したり、運動でも趣味でも勉強でもやりたい事に没頭し、困ったら周りの友達がみな優秀なので、互いに助け合い、ものすごいスピードで、新たな才能を開花させていきます。
「親離れ、子離れ」
親の忍耐力が試されますが、山を超えてみると、非常に親にとっては勝手に自走してくれるので、いい環境です。
自立についてもうちょい長くなるので続きます。
まずはエントリー❣️
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