令和5年

冬至を迎えた日

7回目の「あの花が咲く丘で‥」

学校帰り、部活帰り、仕事帰りの人達

が大勢鑑賞

既に 満席状態。

私のうしろの席は

男子高校生3人か4人組

多分 大きな子で足が長くて前の席の

私の席の背に突っかかってしまうのだろう。

何回か蹴飛ばされウザかった💦 


でも、映画が終わると

「俺 こんなに泣いたの初めてだわ」

と 鼻を思いっきりかんでいました🤣

帰りのエレベーター内では 

ジャージ姿の部活帰りかな?

女子中学生二人組 

鼻を真っ赤にして目は充血。

涙がまだまだ止まらない様子。

すると後ろにいた中年男性

「悲しいよね😢」

女子中学生「うん!😢」

見ず知らずの 世代も違う人たちの 

自然な会話

エレベーターのドアが開くと

皆それぞれ帰っていきました。


そんな光景を生む

「あの花の咲く丘で、君とまた出会えたら。」

という作品 


私も 感受性が鋭い中高校生くらいに

鑑賞したかったなぁ。


そしてその日

「君とまた出会うために」

のビジュアルカードが配られました。

一つ前のブログで

夏のモクモクとした真っ白な

雲間に向かって、

一機の特攻機が飛んでいく、

最後のシーンで

悲しくプロペラの羽音が響いていました!

と表現しましたが、

このビジュアルカードを読むと

百合を探す未来へ向かっての

飛行なのかもしれない!と


このごろ 真っ青な空を見上げると

切なくて 隼のプロペラの音が

聞こえてしまいます。


出撃して行った

寺岡、加藤、彰、そして石丸

それぞれの想いや物を携え

飛び立って行きました


石丸の胸に千代ちゃん人形

最期まで石丸の胸にあったのだろうか!

そこが凄く気になって

せめて離れずに海に眠っていて😢

と願っています。


そして、今年最後の鑑賞になるでしょう

8回目 12月26日

この日は1月に開催される

展覧会のギャラリーでの

打合せ帰りに

ギリギリで鑑賞

そして満月の1日前 

12月の満月は

コールドムーンと言うらしい

イルミネーション輝くなかでも

月は 明るく輝いていました




今回

音声ガイドで鑑賞

今日も、8割席は埋まっていました。



画面が暗くてわからなかった部分

が分かったり

特攻機が隼(はやぶさ)だと

わかったり

一番ハッとさせられたのは

ナレーションで

石丸が家族に当てた手紙が読まれた事

「潔く 散ります」

この言葉が

胸に突き刺さりました


彰と石丸 対象的に表されてます。


彰は必ずまた、百合に出会う❗️

石丸は潔く散る❗️

彰は百合へ想いのたけを長い文で

表して征きました。

石丸は千代へ「君に幸あれ」

たった5文字の紙切れを折りたたんで

手渡して征きました。


帰宅して、主人にこの映画の事を話し

「戦争を経験している人

だんだんと少なくなるね

あの悲惨さを知らないと

日本もこれから大丈夫かな?」

と言うと、

「今はsnsもあり、現在戦争中の国の状況

がリアルタイムで報道されている。

それを肌で感じてるわけだから

今の若者は大丈夫だよ!」と!

なるほどなぁー


あの彰や石丸たちが

そして、その人達を見送った

つるさんや千代ちゃんの様な人達が

今の日本を築いてくれた。

いま、私たちは彼らが望んでいた

世の中を生きています。

その想いを繋いでいかないとね。

節に願います。


それにしても、石丸を演じた健太郎さん。

自然です。言葉を発さない時の表情や

目の演技!いつ見ても秀逸でした。

勿論、本人の努力の賜物なんでしょう。

しかし、それ以外の何かが彼にはあるんです。

それをアシガールで初めて彼を

観た時に感じて

今この映画で決定的になりました。


それから、伏し目がちに千代ちゃんを

見つめる石丸さんの横顔

もう、だ〜い好き❤️


そして、 Xmasも終わり

そろそろ令和5年も暮れようとしています。

また、石丸達が出撃した

昭和20年 7月7日が

遠くなっていってしまいますね