6週間の夏休みに突入しています!
混雑を避けるためかドイツは州により学校の夏休み開始日が異なり、早い州では
もうすぐ夏休みが終わります。
北部の州より夏休みが始まるので、私達の住む「バーデン・ヴュルテンベルグ州」は
開始が遅く、毎年日本の夏休み時期とほぼ変わりません。
小学校に入り、どこの親も気になるのが「成績表・Zeugnisse」
普通の公立小学校に通う息子も、成績表を持って帰ってきました。
通常一年生の場合、数字ではなく文章での評価を受けます。
学習態度も含めた担任の先生による評価が、長~い文章にて記されていました。
数字による6段階評価の成績表は、2年生に「ドイツ語」「算数」のみを、そして3年生より
全科目の評価を受けるそうです。
日本と反対で「1」が一番良く、「6」は落第を意味します。
ドイツでは日本と同じく、就学年齢は満6歳。
通常小学校入学前に保健センターにて、約一時間の「適正能力検査」を受け
もし就学に適さないと判断された場合、小学校入学を一年間延期します。
また留年と飛び級が認められています。
息子の通っていたクラスでも残念なことに女の子一人が、他のクラスメートと一緒に
2年生へ進むことが出来ません。
この子は特に算数が苦手なようでしたが、例えば「2+4=6」という1桁の計算さえ
理解出来なかったとか...
担任の先生と親とが話し合った結果、別の小学校(恐らく、特殊学校)に転校し
もう一度1年生を繰り返すと聞きました。
10歳で将来の進路を決めなくてはいけないドイツでは、珍しい話ではありません。
日本の小学校と比べると、まず一年生は学校生活に慣れる為、集中力を養うための
授業が中心のように感じます。
学校の方針により違いはあるとは思いますが、宿題も授業も「字を書かせる」より
「色塗り」が多かった...
これは学力よりまず先に、集中力を高める為だそうです。
ところで気になる夏休みの宿題ですが、ドイツではありません。
「子供も学校・勉強から離れ、しっかり休養しましょう!」というのが、ここドイツ式かな?
息子のランドセル(らんど君と呼んでいます♪)も、休養中...