しじみの故郷をたずねて | ぽんとしじみ

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犬のぽん 14歳7カ月(♀)
猫のしじみ7歳(♂)
の、にぎやかな日々の
日記です。


「猫さらい」・・・・・そんな人聞きの悪い・・・。


しじみの保護主さんのところへ、保護された子猫をちょっと見に行くだけ、のつもりだったのに、帰り道には

その手にしじみの入ったキャリーと、猫砂と、フードを携えて帰って来たあの日から、1年と7カ月余りが

過ぎました。

もう一度訪ねてみたいと思っていたしじみの故郷へ。

Nりーなさん宅へ・・・念願かなって出かけてきました。



「いらっしゃい」とお出迎えしてくれたのは、ろくちゃんです。



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おばちゃん あそぼ



    何のためらいも、「お前は誰」も、何もなく、いきなりすりすりと寄って来てくれるフレンドリーさに

    なんて明るい性格なんだろうと、思わずじゃらし片手に近寄ってしまいます。

    そういや、猫さらいだったあの日・・・いやしじみをいただいたあの日も、

    ろくちゃんは、そんな感じだったよね。


  
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ろくちゃん  本名 ろくぶて って言います。ホレ、白い手袋つけてるよ。




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この日は、しじみを仲介してくださった大切なお友達のごえさんと

3人で、遅めの新年会、の集いです。

紫野湧久傳のお弁当と、ピンク色したシャンパンと、

掘っても掘ってもローストビーフのサラダと、ホタテのサラダで、宴会の始まりです。




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ろくちゃん、可愛いです

猫遣いのごえさんにだっこされて、ご満悦。


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大人しく抱っこされて



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いっつも、「されるがまま」なんだそうです。


どこぞのしーくんとはえらいちがいですね・・・

でも、よく遊びます。ノリノリです。それは、しーと同じですね・・・




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接待係がボクの役目。いつもボクが中心にいないと!ということで、すごく丁寧に接待してくれます。

もう、ついて離れない、プロの接客です。

でもね、いつもはお昼寝の時間だから・・・眠いんだけど、眠っちゃおれん、だけど、眠いんだなこれが・・・



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いやいや起きてなければ何が起こるかわかりません・・・ということで・・・起きる事に必死な

ろくちゃんが、これまた可愛くて。。。ほほえみと爆笑が止まらない人間たちでした。



そして、こちらは、ゴージャスなおこげちゃん。



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わたくし おこげと もうす



   何と!驚きの、ろくちゃんのきょうだいです。ろくちゃんが兄ちゃんなのか弟なのか

   わかりませんが、おこちゃん、長毛のデラックスな風貌ですが、ろくちゃんと一緒に保護された

   子です。

   ・・・きっと父ちゃんが違う兄弟なんでしょうね。ふわっふわの手触りでした。

   デラックスー・・・・・なんかいいなー 長毛さんも素敵だなー・・・・・



そして、まだまだいますよ。こちらはみーさん。



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みーです。 かあさんとの らぶらぶたいむが わたしのいきがい



  保護された時は真っ白だったそうですが、大きくなるにつれ、洋猫さん風にと育ったそうです。

  小柄だけれど、手足が長く、スレンダーで素敵です。青いお目めが魅惑的でした。

  いっぱいすりすりしてくれました。可愛いーーーー  やっぱ、女子猫もいいなー・・・・・




そしてろくちゃんは。。。まだまだ遊びます。



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じゃらし しるぶぷれ


    この角度のお顔が大好き!!!!! 口、かわえーーーーーー




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おこちゃんも 随分ハッスルして、お腹見せてごろーんして、じゃらしのばったさんでよく遊んでくれました。

いつもはあまり出て来てくれないそうですが、とても張り切って遊んでくれてました。




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でさあ、ところでさあ、ろくちゃん・・・わたしね、会いたいヒトがいるんだけど・・・




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おこちゃん、知らない?どこ行ったか、知らない?





この日の大きな目的は、しじみの妹か姉ちゃんかわからないけれど、姉妹のあさりちゃんに

会う事でした。


いつもなら、30分もたてば出て来るよ、との事だったのですが、待てど暮らせど出て来てくれません。

1時間もたったころ、おっかなびっくり出て来てくれたのですが、ろくちゃんに、「出てくんな」とでも

言われたようで・・・何度か姿を見せてくれたのですが、都度、匍匐前進、匍匐後退、と相成りまして・・・


帰る時間になってもそんな調子だったので・・・


嫌われること覚悟の上で・・・

拉致の上、ほんのわずか、抱っこさせていただきました。




あさりんです。


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おばちゃん ねこさらいやろ しじみを さらっていった ねこさらい  あさりは きょうとには いきません



いや、あのね、あさりん、おばたん、あさりんを連れて行ったりしないから。ちいと、ご挨拶したいだけ。

触ったらあかん? 怪しい感じがする? ちょっとだけ お近づきになりたいんやけど・・・




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だめ  おばちゃんは あさりんを さらうつもり あさりんは おばちゃんが でら こわい



絶対さらわへんし  ちいとだけ・・・ あさりーん・・・ ダメでつか・・・?




こんな調子でした。

ごめんねあさりん。カメラも怖かったかもね。許してね。

今度会う時は、もうちょっと仲良くなれたら嬉しいな。



でも、どうでしょう、しじみと、柄がよく似てます。

あさりんは、ヅラがちょっとずれてますが・・・ 片耳の先っちょがちょっと白いところと、

残念鼻水柄が、左側にあるところ・・・ 

アーモンドみたいな目の形・・・・・兄弟ですね・・・なんか、うるんとしてしまいました。








この日は、しじみが生まれた餌やりおじさんのお家も見せていただきました。

しじみがどんなところで生まれたのか、一度見てみたいと思っていたので、今日は念願かなって

思い出の日となりました。







しじみ、あなたを迎えるにあたって、私は大きな心の傷をかかえたままであった事は事実です。

でも、私は、それはそれ、これはこれ、と、考える事が出来ました。その、心の傷とあなたは、

全く別のものだからです。

心の傷は、今もって、同じように心の傷のままです。

これは、どんなに時間がたっても埋まる事がないのは、明白な事実と理解しています。

でもね、あなたには、関係のないことです。

それに、こんな風に、路頭に迷っていたであろう命を保護されたのだから、その命を私が預かる事に

何を躊躇する必要があるというのか。

私に出来る事は、自分が責任を持って命を預かれる年齢のうちに、与えられた命を預かる事・・・


出来れば、私は、あなたに会うべきではなかったのです。というか、あなたのような、と言う方が

正しいでしょう。あなたのように、路頭に迷うべくして生まれて来た子に、という事です。

いつか、あなたのように、保護される子がいなくなる世の中となりますようにと・・・願わずに

おれません。


でもね、しじみ、今日も又言おう。

うちに来てくれて、ありがとう。あなたに会えた事は、私にとって、大きな幸せです。

やんちゃなあなたが大好きです。

あなたに会えた事を感謝し、保護してくれたNりーなさんと、私の気持ちを理解しつつ仲介してくれた

ごえさんに、もう一度、ありがとうと、伝えたいです。



そして、それをお見通しで、采配して下さった猫神様へ。

しじみを授けて下さり、ありがとう。






また3人で集いましょうね。


とっても楽しかった。

アリガトウ、 ありがとう。