しじみの寝姿に、いろんなことを思います。
スリッパが足のクッション代わりみたいです。
ここは、しじみの大のお気に入りの場所です。あったかい床暖房の上です。
敷物の上や、ふかふかの上より、固くて暖かいこの場所がお気に入りのようです。
だいたいこんなふうにして寝ています。
これを見ると、幸せそうやなあ、って。
自然に笑みがこぼれる瞬間です。
寒い日の夜道を急いで帰宅する途中、ガレージで小さくなって寒さに耐える猫さんを見つけた時、
この子としじみの違いは一体何なんだと、切なく悲しくなります。
何かが一歩間違っていれば、しじみも、どこかの街角で、こうして寒さに震えていたのかも知れない・・・
保護してくれる優しい人に見つからなければ、今も、今夜のように底冷えする夜も、お腹をすかせて
寒さに耐えていたのかも知れない・・・
この子としじみを隔てるものは、運だけなのだろうか・・・
連れて帰ってあげたい・・・
そういう衝動に駆られる事が何度も何度もあったけれど
かなわぬ諸事情がある事も、事実です。
私に出来る事。
何も出来ないと思わずに、小さな事でもいいから、活動する事。
自分の身の丈に合ったことしか出来ないけれど、継続してやっていくこと。
いつか、寒さに震えるこんな子たちが、みんな普通に幸せに暖かく暮らせる日が来る事を願い・・・。
それにしても、今夜のように冷える夜は、本当に切ないです。
しじみ・・・・ 春に生まれて、ほんの少しは冷え込む夜もあっただろうけど、
ほどなく保護してもらって、それから我が家にやってきて、それからは暑いも寒いも知らず、
アンカに毛布に床暖房に、暑い日には軽く冷房かけて、お腹が減る事もなく、おもちゃもいっぱいあって、
みんなに可愛い可愛いって愛されて。
幸せやな、って思ってくれてるかな。
それとも、幸せって、こんなもんか、って感じかな。
そんな感じでもなく、普通に楽しく暮らしてくれているのかな。
しじみの寝姿に、思う事は、他にも山ほどあります。
それにしても・・・この姿で熟睡って・・・
どういうことなのかしら・・・
どういうことですか、しーちゃん・・・・・
しじみ、
うちに来てくれて、ありがとうやで。
しじみの幸せが、私たちの幸せです。
それにしても。
この姿はどうなんやろう。