Mrs.Green Apple『コロンブス』問題 歌詞から推察できるタイアップの問題点
西脇亨輔 2024.06.16 ENCOUNT
さすが、芸術家である。
世の道徳への忖度を優先して、芸術はつくるものではない。
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a4/TEAM_Coca_Cola_Car_at_Mibu%2C_Tokyo_2020_torch_relay.jpg/220px-TEAM_Coca_Cola_Car_at_Mibu%2C_Tokyo_2020_torch_relay.jpg)
2024年06月13日 弁護士ドットコム
ミュージックビデオ(MV)の内容が人種差別的だとして炎上し、動画の公開停止に至った3人組
ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」の楽曲『コロンブス』をめぐり、日本コカ・コーラ社が
6月13日、「 コカ・コーラ社はいかなる差別も容認しておりません。今回の事態を遺憾に受け止めて
おります 」と弁護士ドットコムニュースの取材に答えた。
同社によれば、キャンペーンソングである同曲のMVについて、事前に内容を把握していなかった
としている。楽曲を使ったすべての広告素材の放映を停止したという。
⚫︎炎上の経緯
『コロンブス』は3人組ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」の新曲で、問題となったMVは、
コカ・コーラの「Coke STUDIO」キャンペーンソングとして 6月12日に公開されていた。
MVでは、コロンブスやナポレオンなど、歴史上の人物に扮したメンバーが 類人猿に文明を伝え、
人力車を引かせる内容が含まれていた。コロンブスは 植民地支配や先住民虐殺など 負の一面も
取り扱われることから「 人種差別的だ 」として SNSで炎上していた。
ミセスが所属する ユニバーサル・ミュージックは 6月13日、「 歴史や文化的な背景への理解に
欠ける表現が含まれていたため、公開を停止することといたしました 」と説明したうえで
「 当社における公開前の確認が不十分であり、皆様に ご迷惑をおかけしたことを深く お詫び
申し上げます 」と謝罪した上で、動画を公開停止とした。
また、メンバーの大森元貴さん(Vo/Gt)も「 我々の配慮不足が何よりの原因です 」などとする
声明を発表してお詫びした。
キャンペーンに起用していた日本コカ・コーラ社は 13日夜、弁護士ドットコムニュースの取材に
コメントを寄せた。
「 コカ・コーラ社は いかなる差別も容認しておりません。今回の事態を遺憾に受け止めております。
本楽曲を使用した すべての広告素材の放映を停止させていただきました。 また、弊社では
ミュージックビデオの内容に関しましては、事前に把握をしておりません。 」
2024.6.14 ダイヤモンド・オンライン