前国防相、戦時内閣離脱を示唆 ガザ統治の行動計画要求 イスラエル
2024.5.19 (時事通信) - Yahoo!ニュース
【カイロ時事】イスラエル戦時内閣メンバーのガンツ前国防相は18日、パレスチナ自治区ガザで続く
イスラム組織ハマスとの戦闘に関し、戦後統治の在り方を含む 行動計画を 6月8日までに策定しな
ければ、戦時内閣のポストを辞任し、挙国一致政権から離脱する と語った。
イスラエルのメディアが報じた。ネタニヤフ首相は「 ハマスでなく 首相に最後通告を出すのか 」
と激しく反発。政権内で 亀裂が広がっている。
ガンツ氏は テレビ演説で、行動計画に盛り込むべき 6項目の戦略目標を提示。人質解放や
ハマス打倒に加え、欧米とアラブ諸国、パレスチナ勢力によるガザ統治の仕組み創設を挙げた。
サウジアラビアとの国交正常化推進も掲げた。
ガンツ氏は「 (首相は)団結か 派閥主義か、勝利か 大惨事かを選ばねばならない 」と決断を
迫った。一方、ネタニヤフ氏は、ガンツ氏の要求は「 イスラエルの敗北 」を意味すると否定した。