自民党は、経済人から 授業料をもらって、
政治のあり方を教授されることを仕事とする政治団体である。
一方、企業の活動は、道義を踏みにじっても、
自らの利益を追い求めることを、その仕事とするもの。
合掌
旧経済団体連合会
初代 石川一郎 日産化学工業 1948年3月~1956年2月
2代 石坂泰三 東京芝浦電気 1956年2月~1968年5月
3代 植村甲午郎 経団連事務局 1968年5月~1974年5月
4代 土光敏夫 東京芝浦電気 1974年5月~1980年5月
5代 稲山嘉寛 新日本製鐵 1980年5月~1986年5月
6代 斎藤英四郎 新日本製鐵 1986年5月~1990年12月
7代 平岩外四 東京電力 1990年12月~1994年5月 この頃 自民党への献金、100億円/年に迫る
1993年 ゼネコン汚職など企業の不祥事が続き、
「あっせん方式」の献金廃止(⇒ 以後、40億円以上/年の献金)
8代 豊田章一郎 トヨタ自動車 1994年5月~1998年5月 1995年 「米国と武器の共同開発・生産を
円滑に実施できる環境を整備すべき」と提言。
9代 今井敬 新日本製鐵 1998年5月~2002年5月 2000年、 1995年とほぼ同じ内容を主張。
旧日本経営者団体連盟
初代 諸井貫一 秩父セメント 1948年3月~1968年4月
2代 三鬼隆 八幡製鐵 1949年4月~1952年4月
3代 加藤正人 大和紡績 1949年4月~1963年8月
4代 櫻田武 日清紡績 1960年4月~1979年5月
5代 大槻文平 三菱鉱業セメント 1979年5月~1987年5月
6代 鈴木永二 三菱化成 1987年5月~1991年5月
7代 永野健 三菱マテリアル 1991年5月~1995年5月
8代 根本二郎 日本郵船 1995年5月~1999年5月
9代 奥田碩 トヨタ自動車 1999年5月~2002年5月
※初代の諸井貫一から3代目加藤正人までは『代表常任幹事』制を採用。
4代目の櫻田武から単独会長制に移行。
日本経済団体連合会
初代 奥田碩 トヨタ自動車 2002年5月~2006年5月 2004年 献金に、政党の政策評価方式採用
2004年、「武器輸出三原則があるために、国際共同開発チームに入れず、
日本は取り残され、孤立しつつある。国益に沿うように、三原則を
はじめ、輸出管理を見直すべきである。」と提言。
2代 御手洗冨士夫 キヤノン 2006年5月~2010年5月 2009年8月 ㊺衆院選で民主党単独過半数
2010年 民主党、献金を受けない旨表明。献金中止。
(自民党へは 約14億円/年の献金)
2009年提言。2004年とほぼ同じ内容を主張
3代 米倉弘昌 住友化学 2010年5月~2014年6月
武器輸出三原則の見直しを主張
4つのモデルの国際共同開発に言及。モデルDは、ライセンス元国
への輸出解禁を提言。 → 23年12月 岸田首相解禁
2012年とほぼ同じ内容を主張。→ 14年5月 防衛装備移転三原則
4代 榊原定征 東レ 2014年6月〜2018年5月
「防衛装備品の海外移転は国家戦略として推進すべき」と主張。
2014年「今は政治と手と手を取り合う時期」
と表明し、あっせん献金を再開。
5代 中西宏明 日立製作所 2018年5月〜2021年6月 ↓ 約24億円/年
6代 十倉雅和 住友化学 2021年6月〜
「防衛装備の海外移転は わが国の防衛生産・技術基盤の強靭化
にもつながる」と武器輸出が企業の利益になると主張。
→ 23年12月 ライセンス生産品の元国への輸出を解禁。
Policy(提言・報告書) | 一般社団法人 日本経済団体連合会
🔶「自民党へ2000万円以上の献金をする上場企業」最新27社
2024/02/14 会社四季報オンライン
『自民党・派閥パーティー』へ100万円以上支払った団体一覧
順位 証券コード 社名 業種 日経平均 時価総額(億円) 寄付金額(百万円)
当年 (a) 前年
1 (4005) 住友化学 化学 採用 5,093 50 50
〃 (7203) トヨタ自動車 輸送用機器 採用 531,868 50 50
3 (7751) キヤノン 電気機器 採用 54,510 40 40
4 (7201) 日産自動車 輸送用機器 採用 24,623 37 34
5 (6501) 日立製作所 電気機器 採用 108,664 35 40
〃 (8604) 野村HLD 証券・商品先物取引業 採用 25,552 35 35
7 (7011) 三菱重工業 機械 採用 34,950 33 33
8 (8601) 大和証券G 証券・商品先物取引業 採用 15,811 32 32
9 (3402) 東レ 繊維製品 採用 12,179 30 30
10 (6752) パナソニックHLD 電気機器 採用 35,108 28 28 寄付企業はパナソニック
〃 (8001) 伊藤忠商事 卸売業 採用 106,758 28 28
〃 (8002) 丸紅 卸売業 採用 40,202 28 28
〃 (8031) 三井物産 卸売業 採用 88,924 28 28
〃 (8053) 住友商事 卸売業 採用 41,058 28 28
〃 (8058) 三菱商事 卸売業 採用 116,260 28 28
16 (5401) 日本製鉄 鉄鋼 採用 33,878 27 27
17 (7267) ホンダ 輸送用機器 採用 92,953 25 25
〃 (7550) ゼンショーHLD 小売業 不採用 11,831 25 22
19 (6503) 三菱電機 電気機器 採用 43,266 20 20
〃 (6758) ソニーG 電気機器 採用 180,356 20 2000万円以上では該当なし
〃 (7205) 日野自動車 輸送用機器 採用 2,677 20 20
〃 (8306) 三菱UFJFG 銀行業 採用 173,221 20 20 寄付企業は三菱UFJ銀行
〃 (8316) 三井住友FG 銀行業 採用 102,815 20 20 寄付企業は三井住友銀行
〃 (8411) みずほFG 銀行業 採用 69,067 20 20
〃 (8801) 三井不動産 不動産業 採用 37,447 20 20
〃 (9020) JR東日本 陸運業 採用 34,032 20 20
〃 (9022) JR東海 陸運業 採用 38,851 20 20
(注)2024年2月8日時点。国民政治協会の政治資金収支報告書(2023年11月24日、総務省公表)
で2000万円以上の寄付金支出があった上場企業が対象。
100万円未満は切り捨て。時価総額は 2024年2月7日終値を使って東洋経済基準で算出。