中生代は、

 古生代のペルム紀約2億9,900万年前~約2億5,100万年前末の大量絶滅の後に、

                                         ↳ 世界的な海退があった

        ※ 石炭紀ペルム紀初期の間の約1億年間、ある程度の間隔を置きながら 極地の氷冠

             南アフリカまでひろがっていたゴンドワナ地域に広い範囲に氷河広がっていた)。    

           ※ 石炭紀: 3億5920万年前から2億9900万年前

           多くの地域は 年間を通して季節の変化は あまりなく、1年中 湿潤な熱帯気候だった。

              一方 南極では氷河が形成されるなど、寒冷化が進行しつつあった。石炭紀には木材の 

              リグニンを分解できる菌類十分に進化しておらず、森林の繁栄により大量の炭素が石炭として

              固定化され、ペルム紀初期の大気中の酸素濃度は 35%に達したとされ (現代は21%)、

              このことが 動植物の大型化を可能にしたと考えられている。

               また植物が繁栄したことで 大量のCO2が吸収され、その多くが 大気中に還元されずに 

              石炭化していったため、大気中の二酸化炭素濃度が激減し、これが寒冷化と氷河の発達、

              ひいては氷河期の一因とされる

 

  三畳紀 (約2億5217万年前〜約2億130万年前

  ジュラ紀 約2億130万年前〜約1億4500万年

  白亜紀 (約1億4,500万年前~6,600万年前

 

の3つの地質時代があった。  (1000万年前後の年代差あり

 

 

● 三畳紀は、

    古生代終期に寒冷化した気候も、三畳紀を通じて気温は 徐々に上昇していった

    ペルム紀に 30%ほどあった酸素濃度も10%程度まで低下しジュラ紀頃までの約1億年間、

   低酸素状態が続いた

 

         単弓類(哺乳類型爬虫類)が 一番栄えたのは ペルム紀であり、高酸素下で 呼吸に支障はなかった。

      その後、二酸化炭素低下による寒冷化に伴う 植物の炭素固定能の減退 及び菌類によるリグニンの分解などにより

      酸素濃度は減少し続け、最終的に ジュラ紀後期の2億年前には 酸素濃度は12%まで低下した。

      哺乳類型爬虫類の一部や哺乳類が獲得していた横隔膜式の呼吸は 低酸素下では 換気能の低さが問題となった。

      鳥類は気嚢を持ち、鳥類の祖先である恐竜(少なくとも竜盤目)も同様に 換気能の高い気嚢を持ち、低酸素下で支障

      がなかった。この低酸素環境が 哺乳類型爬虫類の大部分の絶滅を引き起こし、中生代の恐竜の発展の一因となった

      と考えられている。

 

   ペルム紀の初期に赤道付近にあったユーラメリカ大陸と、南半球から北上したゴンドワナ大陸

   衝突し、パンゲア大陸と呼ばれる超大陸が形成されていた。

 

                          巨大山脈の誕生 1987 - YouTube

     北極から南極に至る 超大陸パンゲア大陸では、

    山地を崩し 内陸部に広大な平野を作る陸地の平原化現象が大いに進行した。内陸部の平野には乾燥気候の影響
    砂漠化の進行がいちじるしく、赤色の砂が堆積していった。砂漠の所々にはオアシスが点在ていた。