「声を変えれば”顧客の心にもっと伝わる!」
共鳴ボイス・メソッドトレーナーの
原田真理子です。

素敵な声を聞いて
「なんでこの人と私は
こんなにも違うのだろう」
と思った事はありませんか?
一番の要因は「共鳴」です。
一流との境界線は
声が響く共鳴が
あるかないかと言っても
良いと思います。
一流のボーカリストは、
100人中100人必ず
声の共鳴を獲得しています。
この共鳴を獲得することで、
声が豊かに響くようになり、
人が感動する表現が
できるようになるのです。
ただ、この共鳴、
獲得するまでに
何年もかかることもあります。
出来るだけ早く共鳴を獲得したい人は、
鼻の下の筋肉、
鼻中隔下制筋(びちゅうかくかせいきん)
を鍛えることで変化します。
前回のブログで
声の共鳴を得るためには
鼻の下の筋肉(鼻中隔下制筋)を
鍛えることをお伝えしました。
リンクはコチラです➡☆☆☆
そのトレーニング方法とは、
誰でも出来る簡単なものです。
まず、その復習です。
【共鳴のための鼻の下筋トレ】
①左手親指と人差し指で鼻の骨をつまむ。
顔の前で右手人差し指を真横にする
②真横にした人差し指を鼻の下に当てる
③人差し指は固定し、
鼻の下を伸ばしたり戻したりを30回繰り返す
豚のような鼻をしなくてはならないので、
人前ではちょっとやりにくいですが、
ちょっとした空き時間にすぐに出来ますので
お試しください。
それでは、共鳴のためのトレーニングを
お伝えしていきたいと思います。
(同時に「鼻の下筋トレ」を
しながら行うとさらに
早く獲得しやすくなります。)
今回の共鳴トレーニングは
「ngトレーニング」です。
【ngトレーニング】
①「ア」の母音を発声するときのように口を開ける。
②(1)の状態のまま息を吸う。
③ 吸い終わったら舌の奥を上顎につけ
(鼻濁音を発声するときの口のポジション)
鼻だけで息を吐く。
「シュー」と軽い摩擦音がするように。
*ポイント:息をはくとき、下腹を張りながら
横隔膜をしっかり使うようにしてください。
④鼻からはく息に声を混ぜ、[ng]「ん~~~」と発声する。
口が開いた状態のハミングだと思ってください。
⑤ ④をしながら、
上顎につけていた舌を下げていき
「ん~が~~~」と発声(ロングトーン)します。
コツは舌を少しずつ下げること。
音をよく聴いて[あ]になっても
[ng]の響きを残すようにしてください。
響きが大きく変化してしまったら失敗です。
何回かやっているうちに鼻のあたりで響いているのを
感じられるようになってきます。
⑥これを様々な音の高さで練習してみてください。
このトレーニングを行うことで、
鼻腔での響きをつける事が出来る様になります。
そして、これが共鳴につながります。