モクレン(木蓮、紫木蓮) モクレン科
原産地 中国南西部
ハクモクレンは春の訪れをいち早く知らせてくれる花の一つです。
ハクモクレンに半月ほど遅れて紫のモクレンが咲き始めます。
花が咲くと、甘く上品な香りを放ちます。
モクレンとハクモクレン
ハクモクレンはモクレンと同じモクレン科ですが、モクレンとは別種で、木の高さも、花の咲き方も異なります。
モクレンは4~5月に鮮やかな紫色の花を咲かせ、花が終わる頃に新芽 (葉)が出て来ます。
花はハクモクレンよりも長く咲きます。
花も蕾も天を向いて直立。花も終わりごろ 4月10日撮影
木の高さは3〜5m。最近は紫木蓮が少なくなったようだ。
一方、ハクモクレンの木は10メートル以上の高木です。
モクレンより半月ほど早く咲き、開花している間は葉をつけず、満開になると強い香りを放ちます。
そして、蕾が全部北を向くのが特徴です。
これは日光が当たる南側が生長して膨らみ、先端が反り返って北を指すのだそうです。
このような花はコンパス(方位磁石)プランツと呼ばれています。
花は2~3日で終わる。(3月16日撮影)
蕾はネコヤナギの蕾に似ていて、つぶすと強いユーカリの香りがするそうだ。写真「庭木図鑑」より
蕾は薬効があるので採取しようにも手の届かない高いところにある.....
コブシ (モクレン科)
ハクモクレンに似た花を咲かせる木にコブシがあります。
高木で、4月上旬に花をいっぱい咲かせます。
コブシは花だけでなく、枝にも芳香があるのが特徴です。
コブシの花蕾も、風邪による頭痛、鼻炎用の辛夷清肺湯などの漢方薬に使われています。
鎮静、鎮痛、抗炎症作用がある他、抗酸化作用、体内の老廃物やコレステロールを体外に排出する作用があります。
コブシは日本原産 3月19日撮影 花も終わりそう
タイサンボク (モクレン科 北米原産)
ちなみに、モクレンの英語名は「マグノリア」で、香りの名前でよく知られています。
筆者は、精油の「マグノリア」はモクレンの香りだと思っていたのですが、実はモクレン科の仲間のタイザンボク(泰山木)から抽出されたものでした。
タイサンボク 開花時期 5-7月 写真 LOVEGREENより
モクレン・ハクモクレンの主な効能
鼻づまり
アレルギー性鼻炎
喉の痛み
気管支炎
子宮の冷え改善
鎮痛作用
発汗作用
風邪による頭痛
不安感解消
血圧を下げる等
モクレンは身体を温める性質がありますので、多量に飲むとめまいや充血を起こすこともあります。
どんなによい薬草でも適量が肝心です!
モクレン茶
モクレン茶は、モクレンの蕾(10個程度)を割って、カップに入れ、熱湯を注ぎ、フタをしてしばらくすると出来上がりです。
鼻づまりで苦しい方、モクレン茶を作って飲んでその効果を体感してみてください。
そして体験談をお寄せ下さい。
★ 開花したモクレンの花には毒性があるので注意して下さい!
春は花粉症で苦しむ人が多いので、蕾が花粉症に効果があると知って、この記事をもっと早くあげればよかったと残念に思います。
紫のモクレンはいままだ蕾でしょうか…
次は鼻づまりについての姜氏の動画をあげる予定です。
今日も暖かな春の陽光を浴びて、大きく呼吸をして新鮮な酸素を思いっきり吸い込みましょう。
よい一日をお過ごし下さい。
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文 SK
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