クマザサ(隈笹)イネ科
クマザサは大変生命力の強い植物で、60~120年間枯れずに地中の成分を吸収し続け、雪の中でも枯れず、厳寒にも耐える力をもっています。
熊は冬眠する前に、越冬する力をつけ、繁殖力を旺盛にするためにササを沢山食べます。また、熊は冬眠中は一度も排便を行わないため、腸や血液が老廃物で汚れるのをクマザサで解毒するそうです。
[クマザサの主成分]
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葉緑体( 太陽光線のエネルギーを吸収して、空気中の炭酸ガスと根から吸収した水分とで炭水化物を作り出す成分)
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多糖体: デンプンのような貯蔵多糖類と異なり、カロリーがない。免疫を高める作用があるためガンの予防や治療に用いられる。
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リグニン
[クマザサの薬理作用]
- 細胞を活性化: 臓器機能を促進、組織抵抗力を強化、新陳代謝を促進、強精
- 免疫を活性化
- 体液代謝を改善 (血液浄化作用):解毒代謝、利尿、コレステロールを下げる、脱臭
- 造血作用
- 傷の治癒を促進
- 抗ストレス
- 殺菌・制菌
- 咳を鎮める
- 胃から肛門まで内容物を移動させる運動を促進
- 末梢血管を拡張
(資料:蓼科笹類植物園 )
「クマザサ」の名前は冬に葉が白く隈取りされることに由来する。
ササ属は60種以上ある。
ササ(笹)
火山さんの動画をシェアさせていただきます。
火山さんは韓国で薬草を研究されている方で、薬草についての動画を配信しておられます。
姜氏は火山さんにお願いして、和訳の字幕をつけていただき、そして、本ブログで火山さんの動画を共有させていただくことを許可していただきました。
ササは昔から数多くの病気に対して薬理作用があることが広く認められてきました。
現在、臨床実験と研究により効果が一つづつ立証されているところです。
ササは、高麗人参を凌ぐほどの薬成分を多く含んでいると言われていて、原因不明の不治の病の治療に驚くべき効果をみせています。
韓方では、胸のつかえ、高熱、尿が赤くなったり、すっきりしない症状、口の渇き、喉の渇きなどに使います。
- ササの葉は高血圧と動脈硬化を予防し、治療効果がとても強く、症状を改善した事例が多くあります。また、血中コレステロール値も下がったという報告もあります。
- ササエキスを患者に毎日服用させた結果、20-30日後に頭痛、頭の重さ、心臓の痛み、そして手足のしびれが80%なくなったという実験結果があります。
- ササはルテオリン成分が豊富で、胃炎、胃潰瘍、十二指腸炎などの炎症を治療するのに役立つと言う専門家もいます。十二指腸潰瘍の患者30名にササの煎じ汁を45日間飲ませた結果、90%以上の人が好転したという臨床結果もあります。
- 肝臓癌、慢性肝炎に効果があり、癌細胞を抑えます。しかも正常細胞には害を与えないとのことです。
ある実験では、ササは葉だけでなく、茎、根に含まれる多糖類が癌細胞の増殖を抑制し、かなり強い抗がん効果示しています。
- ササは成人病を予防し、免疫力を増強させ、心を落ち着かせる作用があるので、ササのお茶や煎じたものを水の代わりに飲んでいるとよい治療効果が得られます。
「ササの活用法」
ササは四季を通じて、全草が薬用に使用できます。
- 葉は煎じてお茶として飲みます。葉をきれいに洗い、陰干ししておき、必要なときに煎じて飲みます。 乾かした葉は細かく切り、1回に3-5gを500-600ccの水で煎じます。乾燥させた葉は少し甘味があります。
- 長期間続けて飲むと、酸性体質をアルカリ性体質に変えるのに役に立ち、虚弱体質を健康な体質に変えることができます。
- 糖尿病、高血圧、胃腸病、肝炎、癌の治療には、ササ(葉、根、茎)10-20gを濃く煎じて、それを随時飲みます。また、煎じ汁でご飯を炊いたり、お粥をつくって食べるとよいです。
- 葉(50-100g)を風呂に入れて入浴すると、血行が促進され、リラックス効果があります。また、肌を保湿・シミを予防、あせもやニキビ、アトピー、湿疹などに効果があり、肌の保湿効果・シミ予防、消炎作用、殺菌・抗菌、消炎作用があります。
[注意]
体質が強い酸性質で、熱性の人には相性はよいですが、冷え性の人、低血圧の人、痩せている人は副作用を伴うことがあるので、注意して服用しなければなりません。
このような体質の人たちは温かい性質のナツメ3つ、または生姜を少量加えて煎じたりするといいです。
ご質問がございましたら、以下にお願い致します。
次第に気温が下がってきました。身体をあたためる生姜茶、ナツメ茶、カリン茶などを飲んで風邪をひかないようにしましょう。
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