昨年7月にスイカズラについて書きましたが、今このとき、スイカズラがウィルス対策に役立つことが期待される点にフォーカスしてスイカズラを再度とりあげます。
この時期、新芽がぐんぐん伸びています。
茎が伸びて他の木や草に絡んで成長していきます。
5月~6月、2対になって咲き、咲き始めは白で、受粉すると黄色に変わるため、
1つの枝に白と黄色の花が混じって咲きます。
スイカズラは別名「金銀花」「忍冬(ニンドウ)」と呼ばれ、民間薬として古くから健胃、利尿薬、入浴剤として用いられてきました。
生薬としては、
- 忍冬藤(にんどうとう): 花が終わった後の葉付きの枝を乾燥させたもの
- 金銀花: 花や若い葉を乾燥させたもの
が古くから使われてきました。
スイカズラの主な薬理作用:
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滅菌作用
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解毒作用:抗菌、抗ウイルス
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解熱作用:発熱や炎症などの熱症状を改善
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利尿作用 :毒物を対外に排出
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浄血作用:血をきれいにして流れやすくする
主な適応症:
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胃
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肺結核
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蓄膿症
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鼻炎
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腎臓病
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膀胱炎
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関節炎
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神経痛
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リュウマチ
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浮腫(むくみ)
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食中毒
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(入浴剤として使用)痔の痛み、湿疹、あせも、ただれ、美肌
体内や呼吸器に浸透したウィルスを除去するので、新型コロナへの感染が心配されるこのとき、まさに有用な薬草です。
中国では、インフルエンザに効果がある生薬として認められており、サーズや鳥インフルエンザが流行したときもスイカズラが使用されたそうです。
** スイカズラ茶 **
1. スイカズラはツルごと乾燥させる。
2. 2~3cmに切る。花は別にしておく。
3. 茎と葉を弱火で香りよく炒る。
4. 水で10分ほど煎じて花を浮かばせる。
** 金銀花茶 **
水500mlに金銀花50g(天日干しした金銀花なら15g程度)をおよそ30分浸して後、強火→弱火→とろ火で30分間煮出します。
冷ましたら金銀化水の出来上がりです。
一回につき20~30ml飲みます。
金銀花茶の効果:
高血圧、肥満などのメタボリックに対しての金銀花茶の効果を武庫川女子大学薬学部研究した結果、「酸化ストレス※の抑制効果」があったそうです。
(※酸化ストレスは老化や老年病の原因になる可能性がある。)
** 忍冬酒 **
スイカズラの花と蕾を容器に入れ、ホワイトリカー(金銀花100g / ホワイトリカー1.8リットル)を注ぎ入れます。
砂糖(金銀花の 1/3 程度)入れて、1ヶ月以上熟成させます。
美しい、淡黄色の甘い香りの忍冬酒が出きます。
忍冬酒には、利尿作用があり、膀胱炎、腎臓病、各種の皮膚病、強壮、強請にも効き目があります。
上白餅米と一緒に焼酎につけた忍冬酒は不老長寿の健康酒として、徳川家康公も愛飲したそうです。
★ 薬草も体質によりその人に合う、合わないがあります。
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