田舎の土手や草原などで元気いっぱい伸びているとげとげの葉っぱ、そして赤紫の花と言えば...アザミです。調べてみると、日本には100種以上もあり、日本中に広く分布し、春から初夏に咲くものや初秋から秋に咲くものなど、花の咲く時期は異なるようです。

アザミは副作用が殆どないため、味噌汁に入れたり、ナムル、天ぷらにして食べるなど、食用になります。アザミ(モリアザミ)の根を漬物にしたものが「ヤマゴボウ」の名前で観光地などで売られています。(以前長野に行ったとき、ある売店で「ヤマゴボウ」を見つけましたが、それがアザミの根とは知りませんでした。)また、アザミの花が咲く時期に葉、花、根、全部を採取し、きれいに水洗いして、天日乾燥させると薊(けい)という生薬になり、煎じて使います ― 利尿、解毒、止血、強壮、等の効能があります。
   
   

 5月初旬      8月

 

食するときの注意 

- アザミは性質が冷たいため、手足がいつも冷たい人は生姜(しょうが)と一緒に食 べ、空腹時は避ける。

- 食べ過ぎると下痢の心配があるので要注意。

 

 アザミの/使い方

- 打撲傷、止血、皮膚疾患に(外用薬として):生葉や生根などをつぶして患部に当てる。

- 高血圧に: 生のままで根ごとつぶして緑汁を作り、玉ねぎと一緒に食する。リンゴ(体を冷やす)と生姜、あるいはハチミツを加えると飲みやすい。

- 肝臓の解毒に: プラボノイド成分が体内に吸収され、アルコールを分解して排出させる。

- その他、精力強化、胆石や結石の分解、血液循環の円滑化、癌細胞の増殖抑制、等々素晴らしい効能がたくさんあります。


〔 アザミの酵素ジュ

アザミがたくさん採取できれば、アザミの酵素ジュースを作ることをお勧めします。発酵することで粒子が細かくなり吸収がよくなります。

 

作り方:

  用意するもの  

   ガラス瓶
       アザミの葉・花・根 

   (水洗いして水をよく切り、叩いて瓶に詰めやすくしておく。)
       砂糖 (アザミと砂糖=1対1の割合/重量)

① 瓶の底に砂糖を敷き、アザミを入れ、砂糖・アザミ・砂糖・アザミと交互に入れ、最後(一番上)は砂糖で覆うようにする。

② 最初の数週間は毎日上下を返し、空気に触れるように全体をよく混ぜる。

③ 3か月ほど発酵させる。(発酵するので密封しないこと。)

④ ボウルにざるを置いて濾す。アザミの酵素ジュースが出来上がり。
 

特に肝臓が弱っている方は、酵素ジュースに酢を加え、水で薄めて飲んで下さい。目が疲れている(肝臓と関連)方にも効果的です。

 

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