敗者の弁(グラチャン&ウェイト制) | 極真静岡本通道場ブログ

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静岡市で一番元気な空手道場!

一生懸命に稽古して、やっと辿り着ける舞台です。

判定に不満はつきものですが、一番近くで見ている審判にしかわからないこともあります。


細かな突きの有効度、蹴りの角度やタイミング、反則技、ダメージの見極め、軸のブレ、呼吸の乱れ、一瞬の表情の変化…。

審判も人間だから、見落としや誤りもあるでしょう。


「勝った試合に理由はないが、負けた試合には理由がある」といいます。

負けた要因、勝ち上がる選手と比べて足りないもの、いろいろ分析してみたら、まだまだ伸びしろだらけです。

次に生かすことの方が大事です。


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負けた後の挨拶。

悔しい気持ちを噛み締めながらも、しっかり十字を切って頭を下げる。

勝った後の挨拶より、ずっと価値のあることです。


武道精神を謳った大会です。

判定に納得できず、不貞腐れて挨拶もせずに舞台を降りるような振る舞いは、見逃せません。

強い選手こそ、そういった立ち居振る舞いを大切にしてほしいです。


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大会後に会場近くのお店で審判仲間と反省会をしていました。

準優勝した他流派の選手が入ってきました。

以前より、強いだけでなく試合態度も素晴らしい選手で感心していました。


敗者に弁はありません。

あるとすれば、しっかり礼を尽くすことです。

極真の人間であれば、尚更大切にしたいものです。

私も気をつけます。