息吹 | (一社)極真会館 田畑 道場 KYOKUSHIN KARATE UNION TABATA DOJO

(一社)極真会館 田畑 道場 KYOKUSHIN KARATE UNION TABATA DOJO

1979年4月に18歳で極真会館創始者の大山倍逹総裁の内弟子に入寮し、以来40年間、カラテ一筋で歩むことができました。
カラテ修業40年を節目として、大山総裁に教えて頂いたこと、習ったこと、学んだことを皆様にお伝えしたいと思います。


2019年8月19日 ルーマニアセミナーにて


 大山総裁の円転掌は、とても有名ですが、かねてから息吹、呼吸法については厳しく指導していただきました。特に息吹は、その強い息吹により、霊肉一致と丹田力の強化について教えていただきました。

 息吹は丹田から息を吐き、最後に残った息を「カッ」と吐き切るのですが、何度か息吹を行うことで、完全呼吸法を激しくし、活動的にしたもので、一瞬のうちに疲労を取る効果と、渾身の力を発揮するための訓練として、とても効果的と言われています。

 又、息吹を行う際に丹田強化につながり、丹田は肉体の中心であり、丹田から霊肉一致の力が湧き上がると言われています。心(霊)と身体(肉体)を一致させることにより、突きや蹴り、型や組手に大いに役立てることができます。

 強い息吹により丹田が強化され、自分の生命力を最高に高めます。そのことによって体力、能力、技能を最大限に発揮させることができます。孟子 公孫丑にある「それ志は気の帥なり。気は体の充なり。」「自ら反みて縮くんば、千万人といえどもわれ往かん。」浩然の気を養うことができます。絶対的な覇気、勇気が身体に満ちてきます。毎日の積み重ねで、肉体と精神を変容させることができると大山総裁はおっしゃってます。