千歳船橋教室、火曜日担当の里山です。
『ちとふな』教室、今日も初級クラス、中級クラス、みんな頑張りました!
●少年初級クラス
審査が6月の初旬に控えています。
今回は白帯の子1名が受審予定ですが、この日の基本稽古では、難しい技だけをピックアップして行いました。
審査でもよく間違えやすい技のため、事前準備を。
ただ、こちらの心配をよそに、オレンジ帯でも時折間違えていた技を、受審予定の子はしっかりとできていました。
普段からしっかりと稽古に取り組んでいる賜物ですね。
昇級は問題ないでしょう。
他には、型の稽古を行ないました。
太極1。
初級クラスでは、まだ早いかなと思いましたが、先輩たちの協力も仰ぎながらの型。
先週から始めましたが、下の帯の子達には段階が高いと思い、前回は途中までの順番で終えました。
それでもデキなくて悔しいのか、涙目の子もいました。
私も少し焦りながら、
「型を一回で覚える子はいない。初めての人には難しいものだから気にしない。」
と、フォローしましたが(苦笑)、今週は先週よりもデキが良く、最後の順番まで行うことができました。。
細かい間違いはあるものの、2回目でこれだけできれば、たいしたものです。
先輩のお手本も良いのですが、その上達具合に、
「自主練しているのかな?」
「頭が良いのかな?」
という考えが過りつつ、スポンジに水が吸い込むような吸収力というのを、つくづく感じています。
集合写真
頼みもしないのに、変顔のオンパレード(苦笑)
●中級クラス
リュウマ君が、来月からお父さんの仕事の関係で海外へ引っ越してしまいます。
彼は、ちとふな教室開設当初からのメンバーなので、ずっと一緒に稽古してきた子たちは、ひときわ寂しい思いでしょう。
それは私も同様です。
スイッチが入った時の集中力が素晴らしい一方、羽目を外すことも多かったリュウマ君。
良く言えば賑やか、悪く言えばお調子者。
私もしょっちゅう雷を落とし、一番叱る機会が多かった子です。
彼は今月に入ってから、以前にも増して稽古中にふざける事があり、たびたび注意してきました。
前の週には、
「来週から、空手に来なくていい!
こちらが真剣に教えているのに失礼だ!」
と、私もかなりキツく叱り、彼も非常にふさぎ込んで帰っていきました。
今週、彼は来ましたが、前回よりは態度も良かったものの、少し調子に乗る場面もありました。
彼には
「引っ越しで、寂しさとか不安とかあるかもしれないけど、ちゃんとやらないとダメだ。」
と伝えましたが、
「えっ?ぜんぜん寂しくないし、ヘッチャラ!」
とのこと(苦笑)
「だったら、ちゃんとやりなさい」
とは伝えたものの、彼なりの強がりなのは分かっています。
私も小学生の頃に引っ越しの経験がありますが、引っ越しが決まってからは、学校生活や友達との残された時間一つ一つに対して、様々な想いを持ちながら噛み締めるように過ごしたのを覚えています。
また、新しい環境で上手くいくのかな?という漠然とした不安も少なからずありました。
リュウマ君の心中でも、色々な感情が渦巻いていることでしょう。
特に彼は人一倍うるさいですが、なぜか憎めない魅力的な子で、道場だけでなく学校でも多くの仲間に愛されているでしょうし、だからこそ余計に情緒が混乱しているのかと思います。
その一方で、だからと言って彼の間違った行為を見過ごす気も、甘やかす気もありません。
私にしてあげられることは、精一杯指導するだけです。
良い事は誉め、悪いことは叱る。
彼と一緒に稽古できるのは、あと一週になりますが、良い思い出を少しでも多く作ってあげられたらと思っています。
集合写真
来週も頑張ろう!