千歳船橋教室、火曜日担当の里山です。



『ちとふな』教室、今日も初級クラス、中級クラス、みんな頑張りました!



●少年初級クラス


白帯やオレンジ帯の子達が、少しずつ技量を上げてきています。


回し蹴りや、移動稽古、ミットなど、先々週よりも先週、先週よりも今週と上手になっています。


これまでオレンジ一本線以上の先輩たちがものすごく模範的で、それに比べると白帯やオレンジ帯たちは、先輩たちほど覇気や感情が見えにくいと感じていました。


指導していても


「暖簾に腕押し」


のケースもよくあり、また週一の稽古の子も多く、


「上達には時間が掛かるかも」


と思うことも、たまにあります。


ただ、ここ最近は、着々と地力を上げてきています。


ある子は今日のミット稽古でも、入門時に比べて非常に威力が上がり、先輩からも


「すごく強い!」


と絶賛されていました。


こう言っては何ですが、時間が掛かる子だと思っていたので、こちらの考えや指導が、実は響いていたのだなと少し安心しまました。



最近、別の場所で小学生の女の子と話していた時に、こんなことがありました。


その子は、あるお願い事を指導者にしたいそうなのですが、


「自分からはお願いしたくない。」


「自分はそういうタイプではない」


「お願いするぐらいなら、別にやってもらわなくてもいい」


「ただ、向こうがやってくれると言うなら、やってもらいたい」


と、なんとも考えが複雑(苦笑)


子供の時は私も周りも、もっと思考がシンプルだったこともあり、少し驚きました。


今の子達によくあるタイプなのかは分かりませんが、考えや感情がが必ずしも見えない子には、こちらも五感を研ぎ澄まして、少しの変化も見逃さないようにと強く感じます。


と同時に、指導者なら良き伝統も遵守しつつ、時代の変化にも敏感でなければとならないと感じています。





集合写真
いい笑顔ですね。
一人消えてしまいましたが(苦笑)




●中級クラス


ミット稽古では前蹴りを行ないました。



と言っても、いつもよりも難易度を上げたもので、予備動作を消しながら、軸足をスライドさせて前足で蹴ります。



空手をやっていない人には全くピンとこないと思いますが、蹴られる方は分かりにくく、受けにくい。


極真空手の世界チャンピオンの方が得意にしていた蹴りで、小柄にも関わらず、その前蹴りで世界大会でも大柄な選手たちを後退させたり、転ばしていました。


ちとふなの子達も習得すれば、大きな武器になると思い練習させましたが、思いのほか大苦戦!


なかには、故障したロボットのような動きの子も(苦笑)


何度もポイントやお手本を示して、少しずつ形になりつつありますが、完成度は50パーセントほど。


ただ、全員が誰も諦めずに高い興味を持って取り組んでいたのは、さすがだなと感じました。


指導の経験上、あれだけできないと、興味を無くし始めたり、思考停止で惰性のま蹴り続ける子が多く出てくるのですが、みんな何とかものにしようと、


「こうでしょ?」


「これ、できてる?」


「そうじゃないよ!こうだよ!!」


と、互いにアドバイスや意見交換しながら、粘り強く取り組んでいました。


ある子などは、私からダメ出しとアドバイスを受けた後に


「分かった!こういうこと?」


と再チャレンジで、まったく変わっていない蹴りを見せてくれること数回(笑)


私も吹き出しながら


「違う!!(笑)」


と、何度も伝えました。


それでも、全くへこたれずに前向きに試行錯誤しながら、頑張っている姿を見ると、こちらも明るい気分になります。


ミスしたり、上手くいかないことでイチイチ落ち込んでいたら、時間ももったいないですし流れも悪くなってしまいます。


彼を見ていて、ふと、そんなことが頭を過りました。


様子を見ながら、繰り返し練習していきたいと思っています。





補強の様子


集合写真
静観している最年少のゆう君が、1番落ち着いていますね(笑)



来週も頑張ろう!