稽古方針の考え方 極真祭に出るまでその② | 極真会館 東京城西支部の日記帳

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押忍、徳久です!

先日の試合に出る理由に引き続き、その②「試合までの稽古方針と考え方」をお送りします。

大丈夫っすよ、と森先生に許可を頂き、極真祭に出ると決めたのが約2カ月前。週にすると約10週間。そう、たったの10週でした。正直1日も無駄に出来ません。足りないものだらけな自分としてはアレもコレもやらなければならないと焦りました。ただ、時間を考えると全部やるのは無理でした。


なので、「何をやって、何をやらないか」を決めようとまず考えました。


そのために、自分自信を無理やり客観的に分析してみました。

【良い点】
・一般の試合に出てたため、突き蹴りの基本的技術はある
・受け返しも得意(選手クラスでボコボコにされていたので特に防御はうまい笑)
・壮年の中では瞬発力もある(ベンプレの記録から)
・ステップも得意
・骨が硬い(自分ではわかりませんがよく言われます。利点なのか?笑)
・上も蹴れる(当たるかは置いときます笑)


【悪い点】
・スタミナがない
・体重が軽い(-75kgクラスにおいて65kg前後)
・打たれ弱い(特に腹)
・組手スタイルが前に出るタイプでない(壮年の試合スタイルにやや向いてない)
・サポーター着用の試合に出たことない
・ヘッドギア持ってない
・マウスピースが苦手(えずきます…)
・判定で勝つような印象的な技がない

という感じで分析しました。
合っているかどうかはとりあえず置いておきますが、これによって何をすべきで何をしないべきか考える材料ができました。

こうして整理した後にどの要素が試合において勝ち負けに関わりそうかなんとなく想像してみます(壮年部には出たことがないのであくまで想像ですが)

強みはそこまで勝敗に関わりがなさそうなので一旦無視し、弱みを克服することを考えました。

致命的なのはスタミナと打たれ弱さです。これは克服しないと絶対勝てないので、ここを重点的にやろうと決めました。
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※連打イメージ(真似しないで下さい)


体重が軽いのは2カ月で克服するのは年齢的にも難しいですし、体重増加によるさらなるスタミナ不足になる可能性もありますし、得意のステップもできなくなるかもしれません。なので筋トレは一切やらないと決めました(スタミナをつけるサーキットみたいな自重の筋トレは除く)
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※理想はこれくらいの体になりたかった…


組手スタイル、印象的な技は正直まだこの時点でどうするかは不明でした。いける気もするし、ダメな気もする。これは選手稽古に出ながら組手スタイルや技は模索していこうと決めました。

その他で言うと…ヘッドギア→買いました笑
マウスピース→稽古の中で着けて慣れるようにしました。スパーだけでなくスタミナ稽古の時も着けて苦しい時の感覚もイメージしま した。


という感じで稽古方針を仮に決めてみました。なぜ仮なのかというと、仕事と同じで決め打ちで進んでしまうと途中で修正がきかなくなりどうしようもなくなるかもしれないからです。そして、強み弱みは自分の想像なのでもしかしたら違うかもしれない。その辺りを判断するにはどうしたらよいか?

幸いにも城西支部には壮年チャンピオンがいます!強い選手がたくさんいます!身近に目指すべき人がいるのです!
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国際チャンピオンもいます!


稽古に出て、色々ヒアリングしたり、アドバイスをもらったりしました。実際に強めのスパーで確かめたりして確認、判断していきました!
それで自分の稽古方針が間違えてなさそうだなと実感していきました。

稽古は与えられるものではなく、自分で工夫してやるものだと自分は思っています。何をやったら良いかわからない方は一つの参考としてみて下さい。

次回は具体的な稽古内容などを書いてみます。

つづく

今回の一言まとめ

「自分を客観的に見てやることだけでなく、やらないことも決める」

※時間がある方や長期的に自分を鍛える育成計画がある方には当てはまりませんが、伸び悩んでいる人は全方位的に鍛えるのではなくどこかの能力を一時的に異常に上げて刺激を変えてみるのもブレイクのきっかけになるかもしれませんね。