五山の送り火と京都タワー | 悲しみ

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令和4年8月24日に出会って16年、結婚生活15年弱を共にした妻が55歳で永眠しました。妻に会いたい。

僕の両親は京都の人間でして、今一人暮らしの父を見守りに弟と交代で親の家に住み込みしています。

毎年8月16日は五山の送り火の日です。

大文字焼きの呼び名で知っておられるかもしれませんね。

去年の16日、妻は腸閉塞で一ヶ月ちょっと入院していた病院から退院しました。

1月から3回目の入院でした。

16日の夜、BSで送り火の中継があったので見ていました。

妻も三人掛けのソファの定位置で見ていました。

見ていた理由はお盆に帰ってきた僕の母と妻の両親の精霊が冥土に返っていくのを見送る意味で見ていました。

その8日後に妻が旅立つなど思いもしていませんでした。

本人もそんなことになるとは思いもしなかったはずです。

妻は久々に家に帰ってこれたのでくつろいでテレビを見ていました。

今年の送り火は初盆を迎えた妻の見送りですから今までとは全く意味合いが違います。

送り火の意味をこんなにかみしめることは今までありませんでした。

五山の送り火は夏の京都の代名詞ですが京都タワーは京都の象徴の一つです。

蝋燭と燭台を表した形をしています。

写真は昨晩撮った京都タワーです。

夜の闇に浮かんだ京都タワーは正に蝋燭と燭台です。

お盆のこの時期に相応しいかと思い載せてみました。

僕と同じく配偶者を亡くした皆様に捧げます。穏やかなお盆を過ごせますように。