つぶやき書評「東京1950年代」 | エグゼクティブ・コーチ 和気香子

エグゼクティブ・コーチ 和気香子

普段の思考パターンではどうしても出てこないことが、ふとした瞬間に閃くことがあります。
そんな状態を意図的に作り出して、色んな気づきを得てもらうことで将来の夢・ビジョンを明確にしたり、課題解決のためのヒントを見つけるお手伝いをするのが私のコーチングです。

百聞は一見にしかず。

視覚があまり繊細でない私ですら、文章描写よりも写真の方が圧倒的にわかりやすいこともある。 昔の風景などはまさしくそれである。  


対日講和条約が発効し、占領時代が終了したのが1952年。その頃から日本は明るさを取り戻したよう。そして、1964年の東京オリンピックのやかましさが始まるまでの、比較的穏やかな期間を「東京ベルエポック」と呼んだこともあるらしい。  


ベルエポックである1950年代の東京の写真。六本木にはなんにもないし、渋谷の交差点なんか活気はあるけど、物理的にはさびれた地方都市の駅前みたい。丸の内や銀座に少しだけ今の面影がある(変な表現だけど、笑)。 


関東大震災、東京大空襲と2回も厄災を受けた大都市は珍しいらしく、東京には寺社を除き、個人住宅で100年前のものは残っていないとのこと。確かに、写真の町並みは今と大きく異なるけれど、人々の営みは同じ気がした。  

子どもを散歩させる親。

夕飯のおかずの買い物をする奥さん。

ウィンドーショッピングをする若い女性。

デートをするカップル。

筋トレする男性。

競馬、パチンコに興じる人たち。  


違うのは子どもたちが子どもだけで遊んでることか? また、晴れ着の位置づけも異なるように感じる。ハレとケの区分がよりはっきりしていたのだろう。 そして、高度成長期に殆ど見かけなくなり、また復活しているのが、移動パン屋やホームレスかもしれない。 


色んなことを考えさせてくれる写真集でした。


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