イキイキとした毎日を送るためのサポートをする月香です。
ちょっと遅くなってしまったので、軽く。
「星の王子さま」から。
王子さまが故郷の星で好きになった花のエピソードです。
![$生きづらさを感じているあなたのために](https://stat.ameba.jp/user_images/20110916/23/kyokowaki/4e/01/j/t02200202_0419038411487487473.jpg?caw=800)
その花は、どこかから飛んできた種が、突然、芽をふいたものでした。
それまで見慣れたのとは違うものだったので、王子さまは注意深く成長の様子を見守りました。
そして、ある朝、日の出とともに、花は王子さまの目の前に、その美しい花びらを開きました。
自分のことをきれいだと思っている、人に見られて、愛されたいと思っている花。
王子さまは「なんできれいな花だろう!」と言いました。
「きれいでしょう。あたしって、太陽といっしょにこの世に生まれたのよ・・・。」
自分が美しいと知っているからこそ言える言葉です。
王子さまは花の美しさにヤラれてしまいました。
そして、花の気まぐれやわがままになやまされるようになりました。
王子さまはこの花のことが好きだったのですが、素直でないと思うようになりました。
花が軽い気持ちで言ったことお、まじめに受け止めて、ひどく心配してしまうことが積み重なり、花と一緒にいることが辛くなってしまいました。
そして、花を置き去りにして星々を旅して、地球にきた王子さまは、花のことを思い出してこう言います。
「花の言うことをなんでも聞いてやったぼくが、まちがっていた。
花の気まぐれな言葉に、いちいちこたえてやることはなかったんだ。
花ってものはただながめて、香りを楽しんでいれば、それでいい。
僕の星は、花の香に包まれていた。
それなのに、ぼくはその香りを、楽しめなかった。
花が、トラのツメの話なんかするものだから、トラなんてぼくの星にはいないと、ついカッとして言ってしまったけれど、わがままで、ほんとはさびしがりやの花を、もっといたわってやればよかった・・・。」
王子さまの言葉は続きます。
「あのころのぼくはなにもわかっていなかったんだ。
言葉ではなく、花のようすから、心のうちをこみとってやればよかった。
ぼくは花の香りと、かがやくような美しさに包まれていた。
ぼくは逃げてはいけなかった。
花のあさはかな、ずるいたくらみのかげにある、やさしさと甘えを、受け入れてやればよかった。
花って、悲しいくらいに、かわいいやつなんだ。
でもぼくは、あまりに幼かったから、好きになるということがどういうことなのか、わかっていなかったんだ・・・。」
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