花の秋田駒ケ岳 1637m 二百名山


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焼森の先から見た、秋田駒ケ岳(男女岳おなめたけ)

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チングルマの群生がすばらしかった。

先日の蔵王につづいて、東北の山だが、高山植物の花々は、蔵王以上だった。
種類も数も、圧倒的だった。
申し訳ないが、もう写真を撮る気にもならないくらい、いっぱい出合った。

秋田駒ケ岳は、5年前に、秋に行った。
その折は、霧雨の中で、どこも見えなかった。

今回は、本当は、穂高岳の前の錫杖岳にクライミングの予定だったが、雨の予報で、岩は雨では登れないので、急遽、いつもの会の秋田駒ヶ岳と温泉という企画に参加と、変更したのだった。




6月29日
東京 → 田沢湖駅 10:34 →(タクシー)→ 駒ケ岳八合目バス停 1320m 11:30 → 阿弥陀池 12:40 → 大焼砂 → 横岳 1583m → 焼森 → 駒ケ岳八合目バス停 16:00 16:15発のバスにてアルパこまくさ経由で乳頭温泉(泊)

曇り時々晴れ
標高差 260m
行動時間 4時間30分


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少し、遠慮して斜めの位置から看板案内写真を撮ったので、見づらいですが…↑

もう終わってしまったが、JRの3日間乗り放題「大人の休日」ー12000円、というのを利用して、田沢湖駅に向かった。

一日目は、秋田駒ケ岳(男女岳おなめたけ)周遊コースだ。

イメージ 4 11:30 駒ケ岳八合目バス停

秋田駒ケ岳の頂上が、バス停から、覗いている。 

イメージ 5 ハクサンチドリの色違い…

特徴は、花の先が、とんがっている。

バス停から歩き出すと、いきなり、高山植物のオンパレードだ。

ハイキング模様の、ご夫婦が多い。

イメージ 6 ベニバナイチゴ…実がとてもおいしい。

イメージ 7 おなじみのマイズルソウ…

始めてこの花を見たのは、北八ヶ岳の麦草ヒュッテへ向かう登山道だった。
清楚な花が、雨の中で、光っていて感激したのを覚えている。
この白い花が鶴のような形なので、この名前が付いたのかと思っていたら、この葉っぱの筋が、鶴の舞う軌跡に似ているから、とのことらしい。

イメージ 8 オオバキスミレ

イメージ 9 ノウゴウイチゴ

イメージ 10 駒ケ岳八合目バス停が見える

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ナナカマドの花。
明日縦走予定の、乳頭山が見える。頂上がとがっているので、烏帽子岳ともいう。

イメージ 12 登山道から見える、秋田駒ケ岳
男女岳、おなめだけと読む。たおやかな山頂だ。

イメージ 13 ミヤマキンバイ?

黄色系の花の名は、苦手だ。
間違っていたら教えてください。

イメージ 14 ミヤマダイコンソウ

イメージ 15 ミネヤナギ
けむるような、綿毛のような花だ。

イメージ 16 オノエラン
ツバメオモトだ、と誰かが言ったが、オノエランかなぁ?

イメージ 17 虫取りスミレ

初めてお目にかかった。
輪郭線が太くちょっと、漫画チックな印象だ。
この葉の部分で、虫を取るらしい。

イメージ 18 ハイマツの花

イメージ 19 12:40 阿弥陀池(約1530m)が見えてきた。

この辺りも虫取りスミレ、キバナノコマノツメ、チングルマのお花畑

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イメージ 21 12:40から15分休憩して、女岳、小岳方面へと登る。

阿弥陀池のほとりの小さく見える小屋は、阿弥陀池小屋。

5年前の秋雨に来た時は、ここで、休憩した。

阿弥陀池から、秋田駒ケ岳(男女岳 1637m)までは、往復で、30分ほどだが、明日、乳頭山から縦走で、ここまで来る予定なので、今日は登らず…

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チングルマ、ヒナザクラの湿原、群生地に下りていく。

イメージ 23 シラネアオイも群生している

イメージ 24 ズダヤクシュ

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チングルマ、ヒナザクラの群生地

イメージ 26 ヒナザクラ

イメージ 27 カラマツソウ

イメージ 28 ミヤマハンショウヅル
南蔵王縦走の折には、まだ、蕾の写真だが。

イメージ 29 14:00大焼砂(おおやきすな)への分岐の手前
 
国見温泉方面との分岐を、横岳の方へ戻る感じで、周遊コースをとる。

ここが、コマクサの群生地だ。
しかし、4日後に行った、岩手山のコマクサに比べ、まだ、年数が若いのか、株が小さかった。

イメージ 30 コマクサ

タカネスミレも、群生している。
タカネスミレが育ち始めると、いずれ、コマクサを席巻し、植生が変わってしまうという。

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タカネスミレの群生を通して、女岳、小岳。

イメージ 32 タカネスミレ

イメージ 33 キバナノコマノツメ
比較のつもりで、阿弥陀池の周りに群生していた、キバナノコマノツメの写真を並べた。

イメージ 34 ベニバナイチヤクソウ

載せきれるかな、というほど、高山植物の図鑑のような、秋田駒だ。

イメージ 35 コケモモ

イメージ 36 チングルマの種
この辺りは、種になっていた。

イメージ 37 一株だけ咲いていたエゾツツジ

イメージ 38 サンカヨウ(山荷葉)

イメージ 39 ハクサンシャクナゲ

イメージ 40 アカモノ(=イワハゼ)
アカモノとイワハゼが同じものとは、知らなかった。

イメージ 41 ノリウツギ

イメージ 42 ウラジロヨウラク

イメージ 43 16:00 八合目小屋バス停 1320m

高山植物は、撮らなかった花もあり、圧巻でした。

秋田駒ケ岳は、これで、「完」とし、看板に偽りありだが、乳頭温泉と乳頭山は、新規で、アップします。あまりの花の多さのため…。
乳頭温泉は、なかなか宿泊予約がとれないという、「鶴の湯」に泊まったので、乞うご期待。

翌日の行動も、書いておきます。

6月30日
乳頭温泉 鶴の湯 約800m 4:00 → 孫六の湯 800m 5:45 → 田代岱山荘 7:30着 8:00出 → 乳頭山 (烏帽子岳) 1478m 8:40 → 分岐 9:20 → 一本松 10:40 → 黒湯 約800m 11:00