みなさん、センターはいかがでした?
私の予備校のM田校では、20日に壮行会を行いました。
せっかくだから、私も参加させていただきました。
参加した生徒は意外に少なくて、ちょっと寂しかったのですが、
彼ら、そしてみなさんにお伝えしたいメッセージは、
「勝とう」と思わないで、「やろう!」と思って欲しいということです。
「勝とう」と「やろう」の違い…どこでしょうか?
高い階段を昇るときの心境にたとえれば、
「勝とう」という姿勢は、階段の最上段をみて昇ろうとすることです。
この階段の最上段が、それこそ金毘羅(こんぴら)さんのように、見えなかったら…
センターでへこたれるなど、心が弱っているときは、昇る気力さえ湧かないと思います。
また、仮に最上段が見える場合でも、足下をみないで昇ることになります。
それではいけないのです。
昇る階段の一段一段をふみしめて昇って欲しいと思うのです。
「勝とう」という姿勢は、階段を昇りきろうとして焦る気持ちです。
それに対して「やろう」は階段を一段ずつ昇ろうとする気持ちです。
入試の直前まで学び続ける姿勢としてはどっちが正しいと思いますか?
それでは、何から一段ずつ踏み込みましょうか?
やはり、入試の場合は、苦手な分野の克服だと思います。
私がみる限り、すべての生徒さんが苦手にするのは、
古代・中世の文化史の論述ではないかと思います。
明日から、文化史の論述を中心に論述講座を始めますね。
論述を書く初歩から、一段ずつ、段階をつけてやってみましょう!
最後に、壮行会のあとで、おそらく最後だろう生徒達との交流ができたのが嬉しかったです。
わざわざうちの予備校のT川校から質問にきてくれた生徒や、いつも元気な二人組みの生徒達。
二人組は「何か書(+描)いてください」というので、
一人には武田信玄を、もう一人には上杉謙信を描いてあげました。
もっと、巧く描いてあげたかったと思います。
でも、絵の力も、うまく描こうと思うだけでは巧くなりません。
「今日は信玄の肖像画を、明日はあの特徴的な兜を、明日は鎧の描写…」と段階的にスケッチを重ねて、
やっと自分の絵で描けるようになるんですよね。
では、また。
よろしくお願いします。
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