こんにちは。
森澤 恭子です。
2022年12月より品川区長です。
この3ヶ月のトピック第3弾は、６月２日の港区長選挙で、6期を目指す現職に対し、清家あいさんが当選したことです。政党や団体の支援のない「完全無所属」で、現職をやぶるというのは画期的で、歴史的だと思います。多くの人が、失政のない現職有利と予想していた中で、快挙でした。
私は、二連ポスターの相手方として、街頭活動でも応援させていただき、また、途中様々相談にものらせていただいていたので、無事に立候補にたどり着いたところですでに感慨深かったですが、1500票という僅差での当選は、本当に嬉しかったです。
私の場合は、1年半前の区長選挙で、対現職ではなく新人同士の戦いでしたが、清家さんと同じように「完全無所属」で戦いました。今後、さらに、続いてくれる人がいると良いな、というところで、私の選挙との共通点も含めて、私なりに勝因と感じる部分をシェアしたいと思います。
ちなみに、対現職の場合、前橋市長選挙などをみても、まず、実質「一騎打ち」になることが大事だと感じます。
・政党や団体の支援がない「完全無所属」であったこと。
これは、私もそうでしたが、地方自治はできるだけ、政党の都合やイデオロギーなどに左右されることなく、区民とともに区政を行うという意味で「無所属」の意義があると思っています。時に「右」や「左」と言われるような政策も、区民のために必要な政策であれば進めるべきだからです。そして、「完全無所属」でいるからこそ、結果として、幅広い支持を得る結果となったというところがあります。一方で、私の時もそうでしたが、政策や考えが近い政党のみなさんに「応援したい」「推薦したい」と言っていただくのをお断りするのは大変忍びなく申し訳ないと感じるものでもあります。最終的に、政党ではなく、個人として陰ながら応援くださった区議のみなさんには、私からも心から感謝です。
・応援団が普段は政治には関わっていないママ友やパパ友、地域の方など、「個人」として心から応援してくれる人たちであること。それは、決起集会や初日の出陣式にもあらわれていました。決して、組織や団体の「動員」ではなく自発的にたくさんの人が集まっていました。それは、清家さんの人柄であり、想いがつたわっているからであり、これまで区議としてひとりひとりのお困りごとに対応ししっかり活動してきた成果だと思いました。そしてこのみなさんが、口コミやSNSでたくさんの発信をしていた。実際インスタのストーリーがみなさんの応援投稿をシェアしたものであふれていました。また共感の輪が広がり、ボランティアが、選挙が進むにつれどんどん増えていったのは、私の時とも同じ傾向でした。選挙は「熱伝導」だと言いますが、ふつうの人からふつうの人に「熱」が伝わっていった成果だと思います。
だからこそ、最終日の段階で、あと少しの劣勢との情勢が出た時に、「みんな」の力で、最後追い込み、覆せたのだと思います。
・議員としてしっかり活動してきたこと
前述もしましたが、清家さんは13年間区議として、3000件の陳情に対応してきたとのことでした。私も港区のお困りごとについて何回か清家さんにつないだ経験がありますが、丁寧に対応くださるのでみな一様に清家さんにすごく感謝していました。選挙活動の中でも過去対応したそういった人たちが出てきて、感謝されたといったことが何度か発信されていました。私の場合も、5年の都議の活動の中で、清家さんには及びませんが、過去お困りごとに対応した方や、毎定例会ごとにお送りしていた都議会レポートを意外と多くの方が読んでくださっていて、「がんばっていたから」と評価してくださる方が多かったです。
その他にも、いろいろとありますが、立候補を表明する前後から、選挙まで、いろいろな人がほんとうにいろいろなことを言ってくださいますが、、、とにかくブレない！自分が何のために何をしたいのか、を忘れずに、自分の信条からブレない！、メンタルを保つ、これが一番大変だし大事なことだと実体験からも痛感します。（だから一番近くで支えサポートしてくれる人の存在は大きいです）
国政がなかなか変わらず、閉塞感がある中で、自分の住む地域のリーダーは、直接選ぶことができます。地方政治こそ、現役世代、子育て世代が、区市町村長としてイニシアチブをとって、地域から社会を、日本をよくしていく、そういったことが必要だと強く感じています。
少しでも後に続く人が増えますように！私も引き続きできることに取り組んでいきます。
性別や障がいの有無、
家庭の状況などにより
選択を阻まれることなく
自分の望むように生き、
幸せを感じられる日本へ
・
・
＊公式ホームページ＊
・
----------
品川区長 森澤 恭子
（2022年12月4日～）
