こんにちは。
森澤 恭子です。
2022年12月より品川区長です。
この3ヶ月のトピック第2弾は、SDGs未来都市と自治体SDGsモデル事業のW選定。
(広報しながわ 令和6年6月11日号より)
品川区は、内閣府の「SDGs未来都市」「自治体SDGsモデル事業」にW選定されました。
🌟SDGs未来都市「ウェルビーイングの視点から〜子どもとともに成長する新時代のSDGsしながわ〜」
🌟自治体SDGsモデル事業「子どもとともに創るウェルビーイングシティしながわ」
構想の検討から、提案について分厚い資料の提出(職員ががんばってくれました!)まで1年がかり。最後は、区長、副区長、企画課長、担当課長で、選定委員さんに向けてのプレゼン・オンライン面接に臨み、質問にもそれぞれが一生懸命返したので、終わった後は「人事を尽くして天命を待つ」だね、という話をしていました。というのも、未来都市に選定されたとしても、モデル事業に採用されるとは限らず、ハードルが高いという話を聞いていたからです。
*プレゼン資料は↓
https://www.chisou.go.jp/tiiki/kankyo/teian/2024sdgs_pdf/presentation/10_P_shinagawa.pdf
ですので、通知を受けた時はとてもうれしく、職員とともに喜びました!
(なお、SDGs未来都市に向けた取組の推進は、私の選挙公約でもありました。)
5月25日、内閣府にて選定証を自見はなこ地方創生担当大臣から頂戴しました。また代表都市として所信表明をする機会もいただきました。
・子供、次世代の意見を聞き、子供、次世代を育成する興味深い試みになっている。
・子育てに特化した取組み。庁舎もZEB(Net Zero Energy Building=建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物)導入を着実に進めており、子供たちへの体験教育の拠点としても期待できる。
・40万人都市として未来を担う子供に焦点を当てた提案である。教育、子育て支援に魅力的な事業があり、経済の向上、ゴミリサイクルなど、3分野で厚みのある提案で評価できる。
・体制も市長のマネジメントもできている。
・都心の自治体である品川区は、自身の地域課題を明確に把握しており、実効性あるしっかりとした提案となっていることは、非常に評価できる。人口規模も40万人であり、多くの資源を活用できる。区長のリーダーシップを今後も期待したい。
・新しい交流都市+産業都市イノベーションに期待する。スチューデントシティ、プラットフォームとのカーボンニュートラル、サーキュラーエコノミーの実現への展開を期待する。ZEBの水平展開、プラットフォーム、ラボとの連携を具体的に進めることが必要である。
・タイトルは「子どもとともに創るウェルビーイングシティしながわ」だが、モデル事業全体像の2030年のあるべき姿には「次世代」という言葉を使っている。タイトルで子供に限定せず、次世代という言葉の方が良いのではないか。
・自治体SDGsモデル事業のモデル性を考慮すると、全国の都市的な地域に共通するような子供に関する課題を取り組むことが望ましい。品川区は予算に余裕があるからできる取組だと思われないようにしてほしい。
・予算の中で全体マネジメントに関する委託料を1000万円としているが、持続性に懸念がある。また、品川区ラボも毎年1500万円(運営経費のうち専用webページ開発費用を除いた額)かかることは高いのではないか。
・海外から来た人への対応が不足している。地元住民との連携が不足している事例もあるため、配慮してほしい。
・学校において先生中心で進めているプロジェクトは巻き込んだ形が望ましい。
・「子ども」を中心とした、非常に一貫性の高い提案である。一方で、都市部特有の現在の「子ども」を巡る問題への対応というものがあるはずで、品川区は特別だよね、と思われないようにも、もう少しそこの部分を前面に出されると、より他地域へも説得力やモデル性を持つのではないかと思われる。
・企業と連携する取組があったが、子供産業か経済全体の産業かは説明ができていなかった。子供産業は規模が小さい。
と委員のみなさんからコメントをいただきましたが、好評価いただています。ご指摘いただいた点は、実行していく際にしっかりと改善反映していきたいと思います。
「ウェルビーイングの視点から〜子どもとともに成長する新時代のSDGsしながわ〜」実現に向け、区民、区内の多様な主体のみなさんと一緒に取り組んでいきます。
性別や障がいの有無、
家庭の状況などにより
選択を阻まれることなく
自分の望むように生き、
幸せを感じられる日本へ
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品川区長 森澤 恭子
(2022年12月4日~)