こんばんは。

 

森澤恭子です。

 

東京都議会議員(品川区選出)、

無所属(東京みらい)で活動しています。

 

ダウン症のお子さんを

子育てしている中で

出生前検査のあり方について

調査を進めている

せお麻里品川区議にお誘いいただき

 

品川区の旗の台にある
昭和大学病院へ。

 

何度も前を通ったり

敷地内で開かれた夏祭りに参加したことはありますがあせる

病院内に入るのは実は初めてで。

 


昭和大学病院さんは
NIPT(新型出生前検査)を

 


日本で認可がおりて
すぐに臨床研究を開始した病院ということ。

産婦人科の主任教授であられる
関沢明彦先生

 

 

小児科の講師でいらっしゃる
宮沢篤生先生


そして、認定遺伝カウンセラーの
和泉美希子先生に
お話を伺いました。

 


 

関沢先生からは

✓昭和大学病院は
特にリスクの可能性がある
高齢妊婦さんが出産をする際に
選ばれることが多く
検査は、おおよそ3割くらいの方が受ける。

✓出生前検査によって
「(出産前に)どういう覚悟をすべきか」を
知って欲しい

✓「出生前検査教室」を受けてもらうことで
検査について正しく理解してもらう。
遺伝カウンセリングも受けた9割が
検査について「考える良い機会になった」と
答えている


一方、現在、学会の認定外の施設が、
認定施設よりも増えてしまい、
しっかりとしたカウンセリングやフォローが行われない
営利目的の検査が行われていることも
懸念されていました。

また、

遺伝カウンセラーは大事な存在だが
国家資格でないため
予算がつかないことなどが
課題としてあげられていました。

遺伝カウンセラーの和泉先生からは

✓(妊娠期間という)時間に限りがある中で
友人を含め外部に相談がしにくい事柄であり
カウンセリングが1回で終わることはなく
複数回に及ぶ。

カウンセリングなどを通じて
夫婦で気持ちの整理、統一をした上で、
検査を受けて欲しい


✓何らかの障がいの可能性がある場合は
当事者団体などを紹介することもあるが
受けとめ方は個々の妊婦や

そのパートナーにとって
センシティブでありかなり慎重に行う

ということでした。

宮沢先生からは

✓退院後も何らかの支援が必要な場合は
入院中に地域の保健師や

訪問介護・看護とも連携。


病院にいるよりも

地域に戻ってからの生活の方が長い。
レスパイト(介護・看護者の一時休息)の施設が
もっと必要、

という指摘もありました。


患者さんの地域も
品川区など周辺地域だけではないし
すべての医師が
福祉サービスや関係団体に詳しいわけではない
というお話もあり

退院後、地域に戻った時に
決して孤独になることなく
適切な支援や団体につながるための
行政の役割は大きい

ということを改めて感じました。

和泉先生から、
もしお子さんが障がいがあったとしても
お母さんにはできる限り
お仕事続けて欲しい
というご意見もあり

保育園、幼稚園、小学校、学童で
障がいがあるお子さんも
同じように受け入れる環境整備(&気持ち)は
間違いなく不可欠
だと

改めて認識した次第です。


最後に、関沢先生から
6月の母子手帳発行数は3割減、
1月以降の分娩予約も半減叫びという
衝撃の事実をお伺いしました。

日本生殖医学会が4月に
コロナの影響により
不妊治療の一時延期を求めいたこともあり
そういったことも影響しているのではないかと。

少子化がさらに一気に進む、
あるいは産婦人科院の集約など
大きな社会構造の変化も考えられ
注視していかなくてはいけません。

 

 

 

大変お忙しい中、

そしてコロナ禍にある中

ご対応いただきました先生方、

昭和大学病院の職員のみなさま、

まことにありがとうございました。

 

 

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東京都議会議員(品川区選出) 森沢きょうこ

 

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