こんばんは。
東京都議会議員(品川区選出)の
森沢きょうこです。
NUS(シンガポール国立大学)の教授であり
NUSが運営する
インキュベーション事業NUS Enterpriseの
シニアディレクターでもあるWong氏と
意見交換。
財政支援について
26歳以下の初めて起業する人向けの
共同出資などの他、
アメリカ発のSBIRという制度を導入。
フェーズ1 マーケットリサーチ段階
(消費者/顧客ニーズを探る)
フェーズ2 製品を開発する段階
で支援を分け、共同出資。
最初の5年以内であれば
政府が出資した分を
エンジェル投資家やベンチャーキャピタルが
バイアウトし、
その5%/年を政府が受け取るという仕組みも。
インキュベーション施設Block71~"mixed"
✓5階建ての元工業団地を活用した建物
(2階のフロア分はNUS卒業の起業家向け)
✓起業家、スタートアップ企業だけでなく、
投資家、大企業のアクセラレーター、
法律の専門家など
様々なプレーヤーが
"mixed"(まざって)入居
しているのがカギ
✓現在は800社が入居しているが
さらに施設を整備し1000社を目指している
ある程度の規模になったらこのような単独オフィス
✓シンガポール国内マーケットは
小さいということを前提に
海外拠点があり、
海外展開の足掛かりに。
"People connection is important"
様々なプレーヤーが混ざりあっていること、
海外とのコネクション、
結局「人」レベルでのコネクションが大事だ、
という言葉はとても心に残りました。
起業家教育~海外の創業期企業で1年インターシップ
✓海外のスタートアップで
1年間の有償インターシップと
提携大学でのパートタイムでの授業受講
✓現在では、年間300人以上の学生が海外へ
✓2000年から始まり、
約20年間で600社の起業があり、
約300社が生き残っている
✓「このプログラムの卒業生は成功している」
✓高校生には、卒業生が学校で話をしに行き、
起業家マインドを醸成
その他
✓古い海運業界のイノベーションの支援も。
日本を含む世界の海運企業をリサーチし、
乗務員が病気になった場合停泊した港で
医者を見つけるシステムがうみだされたり、
ドローンで貴重な荷物を
船から港へ卸す実証実験なども行われたそう。
✓投資家を見つけるまで6ヶ月の猶予があるビザ→投資家が見つかったら起業家ビザへ
✓日本では柏の葉キャンパスやU-techとの連携あり
ここでも
「シンガポールは小さいので、
グローバルマーケットを
知らなくてはならない」という
大前提が印象的でした。
最初から、海外へ出ていく起業を
見据えている支援。
日本は言語の壁が大きいわけですが、
このグローバル社会において、
最初から海外展開を見すえた起業支援の戦略も
とても大事だと思った次第です。
またフラフラしてしまいましたが
いただいたたくさんのヒントを元に、
東京都の起業家支援のあるべき姿を
議論し、考えていきたいと思います
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