こんばんは。

 

東京都議会議員(品川区選出)の

森沢きょうこです。

 

先週から、

これまで議会や委員会で

取り上げてきたことであったり

課題を感じていたり

要望等をお伺いした現場への

視察や外部の方との意見交換を

続けていますが、

 

やはり「百聞は一見に如かず」メラメラ

ほんとうに、様々な気づきをいただきます。

 

今日午前中は、板橋にある

 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター

走る人

何だか私の小ささが際立つ・・・あせる

 

都立病院の独立行政法人化については

3月の厚生労働委員会で

斉藤れいな都議が質問をしていて

(斉藤れいな都議ブログ)

都立病院の独立行政法人化の検討状況について伺いました

 

実際のところどうなんだろうというところ

質問にあった柔軟な働き方についても

実践がされているということで、

伺った次第です。

 

 

歴史は古く、明治5年に本郷に設立された

養育院が始まりで、

今話題の渋沢栄一氏が

養育院長だったことも。

 

その後、

昭和47年に

都立の高齢者医療・研究の拠点として

再構成され、

 

平成21年より

地方独立行政法人に移行。

 

患者さんの

平均在院日数は12日で、

平均年齢は78歳(一般の病院だと68歳)、

30%の方が認知症合併した急性疾患だそう。

 

病院部門では、

高齢者の血管病、がん、認知症の

3つの重点医療において、

高度な医療を提供すると共に

救急病院として地域医療へも貢献。

 

入院当初から、

退院し地域に戻った時を想定した

退院支援を行っていて

地域の先生や関係者と連携している

というのはとても印象的でした。

その分調整の時間や

労力は大きいものだということ。

 

研究部門では、

高齢者のQOLの向上に向けて

重点医療に関してや

高齢者の社会参加やフレイル・認知症に関わる

研究を推進しているということ。

 

たとえば、

拝見した多目的室では、

介入研究なるものがなされていて

1600名の検診受診者から

何らかの運動や指導をすれば

フレイルから元に戻れる状況である方を

ピックアップし、週2回教室に

4か月ほど通ってもらい

その成果が出れば

科学的根拠をもって

地域にフレイル予防について普及をしていく

というものをされていました。

 

フレイル外来があるのも

印象的でした。

 

患者さんのことを第一に考えたことが

随所にうかがえる緩和ケア病棟、

 

様々な工夫がなされた一般病棟、

 

いかに楽しく行い、

意欲を失わせないようにするかが

肝だというリハビリテーション科、

 

DualエネルギーCTという、

造影剤をおさえることが

できる機器を導入している

放射線診療科  

 

などを丁寧に見せていただきました目

 

 

医療機関と研究機関が

一体となっていることで

研究を医療に活かすこともできるし

研究に意欲がある医師を獲得できるなどの

メリットがあるということ。

 

 

 

また、地方独立行政法人としての

メリットや課題などについてもお伺いし

 

✓人材管理の裁量権があり、

経営上のリスクがあるが、

現場に必要な人材を確保でき

やりやすい

 

(実際、医師も看護師も都立の時よりも

増やしたということ)

 

✓設備投資について、

都立の時と比べると

比較的タイムリーに導入が可能であるが

かなりの投資となるので、

長期計画での計画性が必要

 

 

✓急性期病院の維持といったところで

より重症度の高い患者さんをみつつ

在院日数もしっかり管理し

より効率的な形で地域にお戻ししていく

 

 

一方で、

「地方独立行政法人」

という制度の中でのやりにくさも

あるようで、規制緩和の必要性についても

ご指摘がありました。

 

 

 

 

 

超高齢社会の中、

このセンターの果たす役割の大きさ、

また高齢者医療の現状や制度の課題を

垣間見て、非常に勉強になりました。

 

 

今後の質疑にも活かしていきます。

 

 

お忙しいところご案内いただいた

理事長をはじめとしたセンターのみなさま、

調整いただきお付き合いいただいた

福祉保健局のご担当には

心より御礼申し上げます。

 

流れ星「無所属 東京みらい」公式ホームページ下矢印

https://tokyo-mirai.net/

 

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東京都議会議員(品川区選出) 森沢きょうこ

 

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