2023年の映画興行収入ランキング、1位は「THE FIRST SLAM DUNK」でした。
映画配給大手でつくる日本映画製作者連盟は30日、2023年の映画興行収入は2214億8200万円だったと発表した。前の年より3.9%増えた。
映画館への入場者数は1億5553万5000人で、前年の102.3%と増加した。
邦画洋画を合わせた年間の公開本数は1232本と、前年より89本増えた。スクリーン数は前年より19増の3653スクリーンだった。
邦画と洋画を合わせた全体の興行収入1位は「THE FIRST SLAM DUNK」で158億7000万円だった。2位は「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」で140.2億円、3位は「名探偵コナン 黒鉄の魚影」で138.8億円だった。100億円を超えたのはこの上位3本で、全てがアニメ作品だった。
邦画の興行収入ランキングトップ10は以下の通り。
THE FIRST SLAM DUNK 158.7億円
名探偵コナン 黒鉄の魚影 138.8億円
君たちはどう生きるか 88.4億円
キングダム 運命の炎 56.0億円
ゴジラー1.0 55.9億円
ミステリと言う勿れ 48.0億円
劇場版「TOKYO MER~走る救急救命室~」 45.3億円
映画ドラえもん のび太と空の理想郷 43.4億円
「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ 41.6億円
劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD 29.2億円
洋画の興行収入トップ10は以下の通り
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 140.2億円
ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE 54.3億円
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター 43.1億円
ワイルド・スピード/ファイヤーブースト 38.3億円
リトル・マーメイド 34.0億円
マイ・エレメント 27.0億円
インディ・ジョーンズと運命のダイヤル 26.0億円
BTS:Yet To Come in Cinema 25.6億円
ホーンテッドマンション 21.7億円
MEG ザ・モンスターズ2 14.6億円
つい先日再上映を観て、あらためて良い映画を製作してくださった、と今だ気持ちが高ぶったままなのですが…。
そんな中、昨年日テレで放映されていた「セクシー田中さん」の原作者、芦原妃名子先生が亡くなられました。ご自分で命をたたれたようですが、ドラマ制作にあたり、制作側、脚本家の方々とコミュニケーションがきちんととれていなかったようです。私もドラマを観させていただいていましたが、後半あっさりと終わり、原作は読んでいませんでしたが違和感を感じてはいました。どうやら、脚本が後半2話は、原作者の芦原先生がご自分で書かれたようです。1~8話が相沢友子さんと言う脚本家の方が書き、9,10話は芦原先生ご自身が書かれた、と言うのが真相?のようです。
漫画の実写化はとても難しいと思います。原作者の意図をどれだけ組んで脚本にするか。きちんと話し合い、打ち合わせをしなければ、原作者の大切な作品を台無しにしてしまいます。
さらには、脚本家のSNSでの発言に、炎上して、芦原先生が良くない立場に立たされ、遺書を残して亡くなられたとのことですが…、何とも言葉がありません。ご冥福をお祈りするとともに、制作者側ももう一度、漫画の実写化の難しさと、作品へのリスペクトを考え直してもらいたいものです。
「セクシー田中さん」はもう描かれることはありません。
脱線しましたが、スラムダンクの映画化の関しても、公開されると、やれあのシーンが入ってないだの、声優人、一新に以前の声優が良かっただの、思い入れが強いだけに、スラムダンクファンからのたくさんの意見があがっておりました。
公開前の情報も少なかったですが、原作のスラムダンクとは別物として観てほしい、という制作側。何と言っても監督が原作者井上雄彦先生なのですから、観る側があれこれ言うことではないんですよね。(苦笑)ご不満もおありでしょうが、決定権は井上先生、文句を言っていいのは原作者だけです。
推しの向井康二くんが出演している「リビングの松永さん」。これは、原作者の岩下恵子先生がわざわざ,画を描いて応援してくださっています。
康二くん足長だし、細!
こちらはフジテレビさんですが、フジテレビさんも、漫画の実写化には気を遣って制作してくださっているようです。(以前叩かれたりしてましたから…)
原作のイメージをこわさぬよう、制作を続けてくださいね。
原作漫画への思い入れは人それぞれ、だからこそ、実写化は私個人的にはしてほしくないです。
もし制作するのであれば、慎重に、原作に忠実に、何より原作者ファーストでお願いします。
そして…、どんな理由があるにせよ生きていて欲しかった…。愛する作品を完成させて欲しかった…。
令和の世の中、便利な世の中ですが、生きにくい世の中なのも事実。(何でもかんでもハラスメントにされてしまいそう…)
SNSと言う世論に流されることなく生き抜いていきたいものです。
(画像お借りいたしました。ありがとうございます。)