「工藤京子ピアノリサイタル」、おかげ様で無事に終了いたしました。
お忙しい中お越し下さいました皆様、本当にありがとうございました!
182名のお客様にご来場いただき、皆様に支えられてリサイタルを終演することができましたこと、心より感謝しております。
たくさんの方々からの温かい応援が大きな励みになりました。ありがとうございました!
一週間前くらいから、天気予報を見る度に降水確率が高くなり、前日の予報でも降水確率80%、強風で春の嵐になるとのことで、もう天候のことは諦めていましたが、朝起きてみると雨は止んでいて風もそれほど強くなく、皆様がお出かけ下さった時間帯も晴れていたそうで、本当に良かったです。
今回のリサイタルは前半にドビュッシー、後半にショパンというプログラムで、フランスものをこんなにたくさん演奏したのは初めてでしたし、ショパンの最高傑作であり非常に難曲であるソナタ第3番を中心にプログラムを組んだことは大きな挑戦でした。
本番では悔しさが残ってしまった部分もありますが、このリサイタルに向けて全力で取り組み、練習と研究を重ねたこと、たくさんのお客様にお聴きいただけたことは、とても良い経験になりました。
終演後にお客様から、感動して涙が出ました、音がとてもきれいでした、元気をもらいました、といったご感想をたくさんいただき、私のほうが涙が出てしまいそうでした。
少し前から左手に痺れが出て本番前日にさらに悪化したり、右膝がおかしくなったり(老化現象!?)、いろいろ不調もありましたが、ステージでは気にすることなく演奏できました。
今後もまた、皆様により良い演奏をお届けできますよう、精進してまいります。
ショパンとドビュッシーをひたすら練習していた間、弾きたくて仕方がなかった作曲家、リストの作品にも取り組んでいきたいなと思っています。
アンコールで演奏させていただいた作品は、下記の3曲です。
・ショパン:ノクターン 嬰ハ短調 遺作
・ショパン:ワルツ 第7番 嬰ハ短調 Op.64-2
・ドビュッシー:前奏曲集 第1巻より 第12曲「ミンストレル」
3曲目が意外と人気でした♪
「ミンストレル」は吟遊詩人という意味で、アメリカ人の旅芸人達が黒人に扮して歌ったり踊ったりする舞台の様子が描かれています。
途中で太鼓の音が出てきたり、ジャズっぽい要素もあり、ユーモアたっぷりの楽しい曲ですね。
実は、ドビュッシーの前奏曲集の中からリサイタルで演奏する曲を検討していた時、第5曲の「アナカプリの丘」と第11曲の「パックの踊り」のどちらにするか非常に迷い、何度も何度もCDを聴いていたら、いつの間にか第11曲の次に流れる第12曲の「ミンストレル」が気に入ってしまい、本編に入れるには組み合わせが上手くいかなかったので、アンコールに演奏させていただいた次第です(^^;
最後までお聴きいただき、ありがとうございました!
終演後、ロビーにて。
腰に付いているリボンは、ドレスに付いていたショールを使って作成しました!中心部にはネックレスを巻きました☆
その他にもドレスの問題がいろいろあり、マジックテープを取り付けてパニエとくっつけたり…とあれこれ細工しましたが、無事解決してよかったです。
ドレスを新調する度に何かしら問題があり、毎回自力で直していますが、お裁縫はあまり上達しません…(^^;
たくさんのお花やプレゼントもいただき、ありがとうございました!
ステージ写真はまた後日アップさせていただきます♪