モード誌編集者歴35年の

平工京子(ひらくきょうこ)です。

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プロローグ

 

 

 

私のブログの原点でもある

『流行通信』物語。

 

 

話は1987年の第22話まで

進んでいますが、

きょうは、

少し時間を戻して第5話

一部加筆して再アップします。

 

 

この話が

次の第23話につづきますので

以前に読んだことのある方も

おさらいしておいてくださいね♡

 

 

宝石赤 宝石赤 宝石赤 宝石赤 宝石赤 宝石赤 

 

 

入社試験の結果が補欠で、

約8か月間の自宅待機の後に、

1983年1月に

『流行通信』編集部に入った

私こと、ヒラク。

 

 

同じ年に試験を受けて、

本当だったらいっしょに

会社に入るはずだった同期が

10人くらい、いたのですが、

 

 

8ヶ月の遅れをとった私は、

まったくのおみそっかすで、

先輩女性編集者の3人のしごきに、

ひとり耐えていました。

 

 

ある晩、気がついたら、

同期はみんな帰ってしまい、

どうしたんだろうと思っていたら、

私以外の全員で

飲みに行っていた

という事もありました。

 

 

私はアシスタントの仕事を

覚えるのに精一杯で

飲みに行くどころでは、

なかったのですけれどね。

 

 

それでも、

夏になるころには

なんとか編集部にもなじみ、

アウェーだった飲み会にも

誘ってもらえるように

なったのです。

 

 

ちょっと嬉しかったビックリマーク

 

 

写真は、ちょうどそのころ。

 

 

 

『フォーカス』『フライデー』

世間をにぎわせていたころです。

 

 

私といっしょに写っているのは、

彼氏ではありませんよ。

同期だったKSさんです。

 

 

じつは、

『流行通信』で仕事を頼んでいた

同年代のフォトグラファーが

フォーカスされるという事件があり。

 

 

TVコマーシャルで

大ブレイクしていた

ハーフのモデルを

妊娠させてしまい、

臨月の彼女を

車に乗せていたところを

激写されてしまったのです。

 

 

身近な人物が、

突然、時の人になって、

編集部は、

もう、その話題で持ちきり。

 

 

同期全員で飲み会に行ったこの夜、

私たちは酔っ払った勢いで

フォーカスっぽい写真を撮って

盛り上がったのでしたビックリマーク

 

 

 

 

ところで、wikiによると、

『流行通信』

数多くの社員が

転職したことから

「出版業界の飛行場」

と言われる、とあり。

 

 

同期の中で

いちばん長く在籍したのが

補欠入社の私でした。

 

 

みんなが飛び立った先は

さまざまで、

いまなお同じ路線を

飛び続けているのは、

結局、私だけです。

 

 

 

ダイヤモンド【フォーカス男①/

赤坂のオレンジジュース】

へ続く