モード誌編集者歴35年の平工京子です。

 

 

(↓初めましての方は、こちらへ)

プロローグ

 

 

ダイヤモンド初めての海外/スリランカロケ②

からの続き

 

 

きょうは、

私のブログの原点でもある

『流行通信』物語の第9話、

【撮影はインプロビゼーション】

をリブログします。

 

 

 

 

この記事は、

インスタグラムで繋がっている

東京ブランドのデザイナーさんから

 

 

「80年代のシーラカンスな

ファッションをもっと見たい」

 

 

というリクエストをいただいて、

手元に残していた

1985年5月号で担当した

デニムファッションのページを

ご紹介したもの。

 

 

デニムと言えば、

いまはジーンズとGジャン、

スカートとオールインワン

などでしょうか。

 

 

どれも形はベーシックなものが

多いと思うのですが、

80年代のこのころは、

遊び心いっぱいの

いろいろなデザインがありました。

 

 

『流行通信』

ファッション担当編集者は

自分でスタイリングもします。

 

 

まだ新米だった私は、

編集会議で決まったテーマに沿って

デニムをあれこれ集めては

みたものの、

 

 

どうコーディネートしていいか

まったく見えないまま、

撮影当日を迎えていました。

 

 

ピンチをチャンスに

変えてくれたのは、

 

 

私のファッション界での師匠、

世界的なヘアアーティストで

モッズヘアの創業者でもある

田村哲也さん。

 

 

私の髪を刈り上げにした方です。

 

(↓詳しくはこの記事で)

ダイヤモンド『流行通信』⑥/刈り上げの洗礼

 

 

 

 

 

 

田村さんのアドバイスは、

 

「撮影はインプロビゼーション」

 

でした。

 

 

「インプロビゼーション」とは

ジャズ用語でアドリブのこと。

 

 

撮影の始まったときには

どうしていいのかわからなくて

半泣きだったヒラクですが、

 

 

才能ゆたかなスタッフの方たちが

即興的なアイディアで

盛り上げてくださったおかげで、

 

 

撮影が終わるころには、

楽しくてうれしくて

もうニコニコでした。

 

 

そして、ついにこの号の

表紙にまでなったのです!

 

 

たぶん、これが

『流行通信』で私が担当した

初めての表紙。

 

 

とても思い出深い撮影です。

 


 

 

視点を変えてみれば

ピンチはチャンスに

変わるんですよね。

 

 

新型コロナウィルスの

もたらした危機的状況も

きっと、

チャンスに変えることが

できると思います!

 

 

ダイヤモンド初めてのパリ①/刈り上げと太眉

へ続く

 

ダイヤモンド ダイヤモンド ダイヤモンド ダイヤモンド ダイヤモンド ダイヤモンド