年を取ると、心が頑なになって、ものすごくわがままになる人がいます。

すると子どもたちは、年を取った親に説教をし始めるんだけど。

まず言いたいのは、みんな、お年寄りのことを勘違いしているんだよね。

大人がさらに年を重ねると、お年寄りになると思っている人が多いんです。

だけどね、お年寄りって子どもと同じなの。年を取ると、子ども返りするんだよね。

人間は、赤ちゃんから子どもになって、大人になってさらに年を重ねると、また子どもに戻っちゃうんです。

そう思うと、理不尽でわがままなお年寄りを見ても、少しは納得できるんじゃないかな?

お年寄りに対しては、3つの子どもみたいに接するといいの。

何をしても、子どもだからしょうがないよねっていう気持ちで向き合ってあげること。

このときにすごくいいのが、「まぁいいか」という言葉なんだ。

間違ったことを言っているけど、まぁいいか。

粗相をしちゃったけど、まぁいいか。

乱暴で困るけど、まぁいいか。

すぐ忘れるけど、まぁいいか。

そうやってゆるしてあげな。

まぁいいか、まぁいいかってゆるしの心を学ばないと、お年寄りとはうまくつき合えないんです。

自分の親のことを、幼子と同じように見るのは難しいかもしれないけどね、大人よりさらに上だと思うから、年を取った親の言動にいちいち腹が立つの。

「大人のくせに、しっかりしろよ」って厳しくなっちゃうんだよね。

親のことを子どもと同じだと思っていると、たまにまともなことを言うだけで「お、うちの親はちゃんとしてるじゃん!」って喜べます。

おかしなことを言っても笑って済ませられる。

みんな穏やかな気持ちでいられるんだよね。

だったら、そういう基準にひっくり返せばいいし、それくらい楽な気持ちでいるとうまくいくんです。

親にできなくなったことは、あなたがしてあげたらいい。

親子関係に限った話じゃないけど、できないことは、できる人が代わりにしてあげたらいいだけのことなの。それでお互い楽になるんです。

親はね、これまで何十年とあなたのためにがんばってきたの。あなたに愛を注ぎ続けてくれたんだよね。

そろそろ、ちょっとくらいへんなことも言わせてあげなよ。失敗したっていいじゃない。

今度は、あなたが愛を返す番だよ。


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『一人道』より



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