à la recherche de l'amour
 ~愛を探すひと~25



 原作無視の、現代版オスカル、アンドレたちの物語その25話です。

 ↓ ●下記に、企画告知あり!ぜひ読んで下さいませ● 



 アンドレの店名は

ブーケ ド サボン

 bouquet de savon です。


 2人はパワースポットのセドナから帰り、パリに戻りました。 

 愛を確かめ合った2人。
 が、撮影で向かったロサンゼルスで事件が起こり…そして、ロンドンでの撮影から帰ったオスカルを、抱きしめるsavon職人のアンドレ店長。

 会社設立、

オスカルの妊娠発覚。など!

 今回の小説は、R-18ではありません。
軽く書いてるだけです(笑)
いや
今回は、書いちゃいましたね〰️💦
妊婦の夜の生活…💖





 2人の自然体のまま心のままの動きを、自然体で書きたいと思います。

 映画を見るように、読んでくださいませ。 

 あ、そうそう昨日なに食べた?

みたいな雰囲気が好きなので、そんな感じでしょうか 




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 ●SABON職人のアンドレが、オスカルの為にとこだわって作った、

 savon de Oscar 

 savon de andore 

 と言う石鹸を小説内で作ります。













 オスカルと共にラブラブで制作するオスカルをイメージに制作したSABON。

 このイメージを現実で体験して頂きたいと思い、数量限定で、Twitterの方で予約販売中です。Twitterでは告知済みです。

 ●ご予約先着10名様に、pixiv ベルばらパロの作家ノバラ様と共作させて頂きました、



セドナでオスカルとアンドレがヌードで写真を撮られたシーンのイラスト(カラー印刷A3サイズ)ポスターをプレゼントさせて頂きます!●


 ●ご感想、たくさん頂き誠にありがとうございます(._.)






2023年1月から○○年以上ぶりに絵の復帰をした時に前々から描きたかったオスカルがスーパーモデルだったら…あちこちの女性誌の表紙を飾り、ヨーロッパだけでなく世界中にファンがいるようなスーパーモデルだったら…と、
 描きためたオスカルの絵をモチーフに去年、

 春前から少しずつ構想をしていました

 小説を書く事は2023年4月から24年ぶりに再開しています。 

 詳しくはプロフをご一読くださいませ 

 そしてアンドレの職業は…

 実は私の個人事業の内容です(笑)

 一番今、私が詳しく知っている職業であり、

大好きな作業、夢のある事業だと確信しているから。 

 アンドレにこの仕事をやってもらおうと思いました 。 

 なので、アンドレが仕事の説明をしているセリフは、私が言っている事と全く同じです(笑)


 私も、石鹸のオリンピックと呼ばれるソーパーズ カップで2度優勝しています。

 ただ、コロナ禍になってから出店を控えて、tweetでオーダーを受けています。

 ああでも
石鹸の他に、ハンドメイドアクセサリーを作ったり、客寄せの為に(めちゃ当たる事で有名なんです)占い師もしているトコは小説のアンドレとは違うかな(笑) 

 今の私だから、書ける所まで気長に書いてみようと思います。 

 そして!いいね。や嬉しい、楽しいコメント頂き、本当にありがとうございます!

尻尾振って喜びます♥️



 では、どうぞ〰️✨ 






 ~🌹~🌹~🌹~🌹~🌹~🌹~🌹~🌹~🌹

前回のお話💖



 2024年


 新年を迎え、オスカルのエージェント
 ROSES のメンバー、そして、 
アンドレの工房
bouquet de savonの社員達。
 工房の路面店1号店となるbouquet de savonの販売員の新入社員の女性3人 

 総勢20名がアパルトマン最上階の6階、

オスカルとアンドレの新居に集まり、 

Fête du Nouvel An(新年会)を行い 

 皆が帰宅した後、

さっきまで賑わっていた広いリビングにいるのは、
片付けをしているスタッフ4人と、料理人3人。


 そして、その片付けも夕刻には終わり

 2人きりに戻った。



 パリの美しい夜景を
2人は長椅子に座り、静かに眺めていた。 


 「…この明かりひとつひとつに、生活している人達がいるんだな…」 

アンドレが少し酒に酔い、思いにふけっている。 

 「アンドレ、大丈夫なのか?ちょっとワインとシャンパンを飲み過ぎたんじゃないか?傷に障るぞ」

 夜景を見ていたオスカルが、横にいる夫に注意した。 

「うん…新年だからって…飲み過ぎたみたい。傷口が疼く」 

「なに〰️!?ちょっとアンドレ!もう寝室に行って寝た方がいい!ほら!起きて!」 

「うん…わかった…」 

だんだんアンドレのまぶたが重くなってゆく。
いま、長椅子で寝られたら、身重のオスカルだけでは寝室まで運べない。 

「ふらふらしてるぞアンドレ。もうすぐ寝室だから、歩いて」

 壁伝いにして寝室まで歩くアンドレの後ろに着いて行き、バタンと寝台に寝転んだアンドレのシャツを脱がせようとする。

 「パジャマ用意するから」

 そう言って寝台から離れようとしたオスカルの白く細い手首を、アンドレは掴んだ。

 「どうした?気持ち悪いか?冷たい水でも持ってこようか?」
 オスカルは、屈み、アンドレに聞いた。 

 「オスカル…」

 「どうした?」 

「俺……。夢をみてるのか?」

 「はあ?何の夢だ?……あ!」
 腕を優しく引かれ、アンドレの胸の上に上半身がゆっくり落ちた。
すぐさまアンドレの腕がオスカルの背中に回る。 

 「……俺は仕事をがむしゃらにしてきた。上手くいかない時もあった。でも、オスカルと出会って…大好きになって…。色んな経験を2人でしてきたこの7ヶ月でさ…。俺はお前と結婚して、子供も出来て…」

 「幸せだ、って事?」 
「先に言わないで」

 オスカルの耳に、アンドレの心臓の音が聞こえる。 
そして、握られた手も胸も、温かい。

 「孤独だった2人は、出会って孤独じゃなくなった。私は世界一幸せな花嫁になって、そして、春にはママンになるんだ。世界一大好きなお前の子供が産まれるんだ…」

 自分が喋る声が、彼の胸にくぐもる。 

「なあ。こんなに幸せでいいのかな。大丈夫なのかな」 

オスカルは顔を上げて夫を見つめた。

 「不安…なんだ。幸せ過ぎて。何かの罰が来たらどうしようとか、考えてしまうんだ」
 オスカルは、少しムッとして、夫の黒髪に手を突っ込んで、くしゃくしゃにした。 

 「あ!ちょっ…!オスカル!」 

「勝手に1人で不安がるな。幸せなら不安がるな。いいか?私達は、今まで独りだった。
さっきもいったけど!2人になって、悪い事も起きたが、それよりもいっそう楽しい事の方が何倍にも増えた。
だな?」 

「うん…」 

「じゃあ、前だけ見ればいい。幸せは前だけ見てれば続くんだ。そう思え」

 アンドレの目が正気に戻ってきた。

 ああ、そうか。
 と呟いて、胸の上のオスカルのブロンドをゆっくりゆっくりと撫でた。

 「いいかー?私の夫は、お前だ。この世界一と言われるスーパーモデル、オスカル・フランソワの夫だ。幸せじゃない訳がない。不安なんて、なーい!以上終わり!」







 どっちが男なのか? 

オスカルは、可笑しくなった。
 幸せ過ぎて不安、なんて私は考えた事もない。
ラッキーは、自分の運と努力でつかみとる。

 それが自分のポリシーだから。

 見下ろすと、アンドレは寝息を立てている。

 パジャマに着替えさせたいオスカルは、前がはだけた夫のシャツを上手く脱がせた。

 (モデル経験がこんな時に役に立つな) 


その後、パジャマを難なく着させる。 

「アンドレ、寝てもいいが、パジャマのパンツを履かせたいからお尻を上げて」

 「はい…」 
寝言のように返事をする夫が可愛い。

 ちゃんと着替えを済ませると、オスカルはシャワーを浴びてシルクのガウンを着ようとシャワールームの鏡を見た。 

 お腹…だいぶ膨らんで来た…。 



 あの日。 

アンドレと出会っていなかったら。

 今日の私は、まだ前のエージェントに在籍していて、休みなく、感情も表さず、ただ黙々とモデルの仕事をしていただろう。

 それを考えたら少しゾッとした。

 無感情の自分を思い出して。

 膨らんだお腹を鏡の前で擦り、愛されている自分の身体が愛おしく思える。

 その感情…。
 愛おしいと言う感情。

前の私には持ち合わせていなかった。 

 愛おしい。

と、言う想い。
言葉。 

 人を愛し、愛されている、と言うのは、
幸せで、豊かな感情をも生み出すんだ。

 いや、前の私が、普通の人間に持ち合わせている喜怒哀楽の感情が、あまりにも希薄だったのかも知れない。

 それは、育った環境と、その環境から逃れる為に自らが着けた鎧のような無感情。


 「アンドレ…」 

 ガウンを着ると、ふと口に出た。

 「私を助けてくれて…ありがとう…幸せです…」

 鏡の自分にそう告げる。
 目頭が熱くなり、ひとすじの雫が頬に伝う。






 思わずそれをぬぐい、彼女は愛する夫が眠る寝室へと向かった。





 翌朝。

 気だるい身体が、何か甘い疼きに反応して目が覚めた。 


 毛布が膨らみ、隣の夫がいない……?

 と、思うと同時に、毛布の中で自分の下肢が開かれている事で、意識がハッキリしてきた。


 暖房が効きすぎて、暑くて毛布をゆっくり身体から剥がすと 


 「……あッ……ちょ……アン…ドレ…」


 寝起きのいきなりの快感に、腰が震える。

 アンドレは聞こえないふりをして、妻の下肢の金の茂みに唇を使い、キスを繰り返したかと思うと、舌で濡れたその部分を弄ぶ。


 「…。あ……ん!………アンドレ…朝っぱら…から…」 
オスカルは、すっかりはだけて、絡まるシルクのガウンから腕を抜き、行為に夢中になっている夫の黒い癖毛に手を這わせた。

 アンドレが漸く、オスカルが目が覚めた事に気付き
顔を上げる。 

 「おはよう。……朝からこんなに濡れてたら、俺も我慢出来ないよ…」 

 返事はしない。

 寝起きの愛撫は、まるで夢の中のようで
気持ちがいい事をオスカルは判っている。


 それよりも、夫に行為の続きを促した。

 私だって、妊娠してから回数が減り、欲求不満爆発寸前だ。 

アンドレだって同じだろう。

 アンドレは、また彼女の茂みに顔を近づけ、
溢れ出す女の愛液を舐めたり、啜ったり、指に液を絡ませて、美しい陰部に挿入し、
緩急をつけながらリズミカルに擦り、出し入れさせた。 


それだけで。 
 オスカルは、たまらず高い声色を上げ、足先まで力が入り、腰が浮く。

 妊娠中のセックスは、制約がある。

 だが、オスカルには気持ちよくなって欲しい。

 彼はいつも、寝る前にそう言うと、彼女のオーガニズムを満足させ、狂わせ、達して上げられるようにと、色んな愛撫を仕掛けてくる。

 肌が熱くなり、腰が溶ける程に。



 「アンドレ…」 

「あ…うん…なに?」 

気がついたら、オスカルは達していた。

 目の前にアンドレの顔がある。 
 オスカルは、たまらず夫を抱き締めた。


 「良かった?」
 わざと聞いてくる。

 でも、今日は素直に言おう。 

 「アンドレ…最高だった…」

 「…だった…じゃなくて。まだ続きがあるよ」
 アンドレは、自身にゴムを装着させると、

 「いい?…入れるよ…」

 オスカルの腰を捕まえて、引き寄せ

今までずっと愛撫していた茂みに隠れたそこへ

スルリと難なく自身を埋めた。 

オスカルが、また
「ああッ…」と、背中を反らす。

 身体が離れないように彼女の両足を広げ、ゆっくりと前後に揺すり。

 それは、次第に駆け抜けるように早くなる。

 「ごめん…我慢出来ない…」 

 ウッ!と低い声を上げると。
 アンドレは、熱い彼女の中で果てた。 

 残ったのは、満足感と、達成感と

互いの熱と、汗で濡れた身体。 


 アンドレは嵌め込んだ自身を抜き、ゴムを抜いた。 
 しどけなく淫らになったオスカルは、

まどろみと、朝からの熱い行いに身体が火照って、怠くて、昼過ぎまで起きれなかった。

 アンドレにも
「傍に居て」とお願いしたので、オスカルがベッドから起き上がれるまで共に寝てくれている。









 漸くオスカルが口にした言葉。


 「お腹が空いた。アンドレ、何か作って」 

ベッドの中で、2人は見つめ合う。

 「昨日の新年会の料理の残りが冷蔵庫に沢山あるけど。それ温めて来てもいい?」

 「それでいい。あと、甘いショコラも」

 オスカルは夫の耳元に近づき、囁く。

 「朝から疲れたから。甘いものが飲みたい」
 そして、ついばむような口づけ。

 アンドレは裸で起き上がり、バスタオルを腰に巻いて

 「了解。ちょっと待っててな」 
 ニッコリとハンサムな顔が笑うと、寝室から出て行こうとドアに手をかけ、振り向いた。

 「あ、今日は料理人も、誰も来ないから」

 「じゃあ、私たち、今日はずっとベッドにいよう」
 オスカルはそう口にした自分が、急に恥ずかしくなり

シーツに被り込んだ。

 「…もうそろそろ…出産まで、セックスもお預けになるんだからな…判ってるのか…アンドレ…」 
 オスカルは、お腹を撫で
 「この子の為だ。…早くこの子の顔が見たいな…」

 幸せで胸いっぱいになり、寝台から冬の青く晴れた空を

ずっと眺めていた。











 27話に続く






 









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