あなたがあなたらしく

生きるための歯科医療。

歯科医師・口腔カウンセラーの

佐藤恭子です。

 

子供の時に歯列矯正をした方が、

久しぶりに来院しました。

当時は、かわいらしい少年でしたが、

颯爽とした青年になっています。

 

「今、何しているの?」

と、声をかけると、

「まだ学生ですが、今年から、

救急救命士として働きます。」

とのことでした。

彼が、自分で、その道を選んだことを

とてもうれしく思いました。

 

この方に限らず、

子供の時に歯列矯正をした子たちは、

進路を決める時期が来ると、

自分の目指す方向が分かって

進んでいくケースが

多いように感じています。

 

私が、矯正をする際に、

年齢ごとの分析を行い

大切にしているのは、

大人になった時に、

本来のその人らしさが

発揮できるようにするためです。

 

自分に合ったかみ合わせは、

本来の自分と"ピントが合う"

といいますか、

自分に合ったものと出会うと、

これだ!とピンとくる。

 

矯正前

 

矯正後

 

他にも、個性的な子が大勢います。

 

パン職人になりたいと、

老舗のパン屋さんで

修行している女の子がいます。

「朝が早いようですが

自分で選んだ道なので、

頑張っています。」と

お母さまがおっしゃっていました。

 

警察のヘリコプターの

整備士になる学校で

学んでいる女の子がいます。

厳しさに、何人もやめていった

同級生がいる中で、

将来の仕事目指して

迷わず歩んでいました。

 

英語が好きで

外資系の企業に勤めて

ロスに住んでいる女性は、

お父様から、

結婚式に行ってきました

と伺いました。

 

大学の学科を選ぶにも、

偏差値を当てはめるのではなく、

進みたい学科が見えてきます。

自分の道を選び、

目指す職業についていく姿を

見ることは、

自分らしく生きる子にと願って

歯科医師として

嬉しい限りです。

 

次回は、面接に強い歯列矯正の卒業生

というお話を致します。